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私の言葉に目を見開く鶴丸。

鶴丸

三日月が…きみの?…嘘だ…だって昨日まで…

柘榴

私は昨日の夜に仲良くなったもの

鶴丸

…お前、皆に何をしたんだ!

柘榴

えっ!?

いきなり鶴丸が私の胸倉を掴む。その勢いに耐え切れず体制を崩し鶴丸と一緒に倒れ、鶴丸が私に馬乗りする状態になった。鶴丸力かけてないのかな。軽すぎる。

燭台切光忠

鶴ちゃん!やめなって!

鶴丸

うるさい!光坊は黙っていてくれ!

光忠が止めに入るが、鶴丸に押し返され手出しができないでいる。加羅ちゃんも手伝うが二人がかりでも鶴丸に勝ててない。

大倶利伽羅

チッ

鶴丸

きみが落とし穴に落ちた時は好都合だと思った…そのまま埋めてしまえば、審神者なんて居なくなるってな…。でも三日月が言った、お前を殺してもまた新しい審神者が補充されるだけだって…。俺達はいつになったら自由になれるんだ?なぁ、教えてくれよ…!

胸倉をつかんでいた鶴丸の手が私の首へと伸びそのまま締め付けられる。その顔はとても苦しそうだった。そしてその苦しい顔のまま、問いかけてくる。問いかけた後、少しだけ首にかけられていた力が弱まった。どうやら答えさせてはくれるらしい。

柘榴

…自由……今は、自由じゃないの?私は君たちに刀だからといって粗末な扱いはしてないし、害も与えてない。それに私自ら鶴丸に絡みに行ってないでしょ?審神者は憎いし嫌いで居なくなってほしいだろうけど、私は前任なんかと一緒にされたくない

鶴丸

……っ

私の言葉にさらに苦しそうな顔で俯く鶴丸。それは光忠や加羅ちゃんにも届いたようでみんな俯いて苦い顔をしていた。

柘榴

前任に酷いことをされて、人間が怖いかもしれないけど、私だって刀の皆が怖い…だって、姿形は人間なのに人じゃない。神様なのに人間に近くて、粗末に扱った瞬間壊れてしまいそうで……

鶴丸

え……?

鶴丸はふと顔を上げ、目を細めながら泣きそうな顔をした。

柘榴

私は絶対に大事にするよ、折ったり粗末に扱ったりしない。鶴丸は自分がモノだから粗末に扱うって言ったけど、私は違うから。たとえ刀だったとしても、肉体があって感情もあって、痛みだってわかるでしょ?機械じゃないんだからさ……だから最後まで永遠に大切に、大事にするよ

私の言葉に鶴丸は涙をこぼした。きっと、私なんかじゃ分からないようなつらい過去があったんだと思い知らされた。

鶴丸

…っ…本当に、本当にきみは…俺達を大事にしてくれるのか?

柘榴

もちろん!でも、その代わり無茶はしないでほしいかな…皆の怪我したり、辛そうな姿を見るのはいやだから!

鶴丸は首を締めていたのをやめ、泣き崩れた。それを私はあやすように撫でる。その後、鶴丸は泣き疲れて私の上で寝てしまった。

柘榴

これどうしたらいい?

燭台切光忠

あ、ごめん。今鶴ちゃんを退かすから

大倶利伽羅

お前、大丈夫か?

光忠は私の上の鶴丸を退かし、そのまま布団に寝かせ、鶴丸に押し倒されていた私を加羅ちゃんが抱き起してくれる。

柘榴

ありがとう加羅ちゃん。…やっぱり刀の皆って怖いね

本当に怖い。触れたら壊れてしまいそうなほど繊細だから攻撃されてもどうしたらいいかわからないのにみんな華奢なのに力ありすぎだし。もしかしたら私よりも強いかもしれない。

燭台切光忠

鶴ちゃんも重たい過去があるからね…。でも、あんなに取り乱すとは思わなかったよ

柘榴

私もさすがに予想外だった。てか、生き埋めにする気だったの?今度会ったときはシカトでもしとこうかな

大倶利伽羅

さっきの会話からのシカト…女は怖いな

柘榴

まあね、でも私マシなほうだよ?

大倶利伽羅

……

柘榴

あ、そうだ。二人に聞きたいことがあるんだけど

燭台切光忠

なんだい?

柘榴

辛い過去って、やっぱりないほうがいいかな?

大倶利伽羅

どういう事だ?

柘榴

つらい過去に縛られるんだったら無い方がいいのかなって

燭台切光忠

良いだろうけど、それが最善とは言えないかもしれないね

柘榴

やっぱりそうだよね!思い留まって良かった~

大倶利伽羅

どういうことだ?

燭台切光忠

柘榴

この際言うけど、私最初この本丸に来た時は、みんなのつらい記憶を全部消そうかなって思ってたの。でもリスクが大きすぎたから一回保留にした

燭台切光忠

聞くの怖いけど…リスクって?

柘榴

記憶の術は私と相性が合わないの。しかも今いる中で記憶と相性がいい人はほぼ居ない上にその人たちの霊力が少なすぎて神の記憶を消すことができない。だから私がやろうと思ってたんだけど、相性が合わないから術も不安定になるし…皆の心身が無事でいられる保証がなくって。成功したら顕現時の状態になるけど失敗したら前任の記憶だけが残ったり記憶が全部消えたりするの。そして失敗の可能性のほうが高かったからね。あ、でも消してほしいんだったらいつでも言って?

大倶利伽羅

…遠慮しとく

燭台切光忠

遠慮するよ

柘榴

だよね、まあ私もあんまりやりたくないけど。じゃあ私そろそろ行くね?鶴丸のお守りはもうできないや

燭台切光忠

ははっ、鶴ちゃんの重りなら僕たちに任せて。手入れ感謝するよ

大倶利伽羅

…手入れ助かった

柘榴

いいえ!また何かあったらいつでも言ってね?

そう二人に告げてから次は粟田口の部屋へ向かう。

柘榴

一期~、いる~?

私は一期の願いをかなえるために部屋まで来た。襖を開ければ一期は見当たらず、マスクをした少し変わった感じのイケメンが居た。

⁉どちら様でしょう?

あ、狐が喋った。ってことはこんちゃんと同じ感じ?でもこんちゃんと違って神様っぽい感じがするから五虎退の虎みたいな感じかな。

柘榴

一期と約束をしてまして、一期はどこに?

一期殿は席を外しております!良ければこちらにお座りになって待たれるのはいかがではないでしょうか?

柘榴

ありがとう。じゃあお言葉に甘えて

こんのすけと同じく腹話術じゃないみたい。腹話術だったらそれはそれで良いんだけど…。とりあえず一期を部屋で待たせてもらうことにした。

柘榴

……

……

柘榴

……

沈黙が辛い…。早く一期来て!

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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