【第6話】第四章　人狼物語

第四章　人狼物語 登場人物

【ゲーム参加者】 瀬戸内稔　---生存 熊谷真紀　---生存 飯塚瞬　　---生存 木島雪　　---生存 灰原幸治　---生存 藤咲歩美　---生存 島崎慶太　---生存 今井徳蔵　---生存 野島周助　---生存 大塚大也　---生存 神田すず　---死亡 大野涼子　---生存 生11/死0 ----------------------------- 瀬戸内愛　---稔の妹。お姉ちゃんが大好き。 山﨑健　　---愛のクラスメイトでおしゃべり。 　夢原佳奈　---ゲームの生還者。本シリーズの主人公でもある。 早川宗介　---冷静に判断ができるタイプ。稔のことが……？ 刻命真琴　---精神的なショックから記憶喪失している。 刻命めぐ　---真琴の姉。真琴に異常な心配をしている。 内田舞　　---両親と弟を失くし、精神的に病んでしまっている。 榎本葉月　---事件について関心がある。舞の支えでもある。

20:49　瀬戸内稔部屋にて

未だに神田すずの死が受け入れられない。

とても辛い。胸が痛い。

怒りを机にぶつける。

腹痛がはしる。

多少の落ち着きを取り戻し、トイレをでた。

部屋に戻る際、エントランスを通らなくてはならない。

0:00　瀬戸内稔　自室にて

私は自室の洗面所にて、顔を洗った。

6:29　瀬戸内稔　自室にて

瞼をそっと開く。

昨夜のままの服だったので服を脱ぐ。

全裸になったが、もうそんなことなんてどうでもよかった。

冷たい服が体にあたり、軽く鳥肌がたつ。

廊下に出ると、複数の人影があった。

食堂には藤咲歩美ちゃん、島崎慶太くん、大塚大也くんの3人がいた。

ガチャ

周助くんは急いで部屋から出ていった。

大野涼子さんは床にうつ伏せになり、薄く目を開いて死んでいた。

ゆっくりと扉を閉める。

手を合わせ、祈る。

ガチャリと音を立てた大野涼子の扉はもう、二度と開くことはなかった。

食堂に戻り朝食をとる。

ココアと食パンが思ったよりもまずい。どうしてなんだろう。

食堂はかなり広い。全員がバラバラに座っており全員の表情があまり見えない。

私はあげなかった。予言者ではないから。

代わりに今井徳蔵くん、木島雪ちゃんが手を挙げ、結果を示す。

親指を下に向けて彼女はにやけた。