ut
もう朝か....
目を開き、窓の外を眺める
ut
いつも可愛らしい声で 鳴いてくれている鳥
鼠色の可愛らしい羽毛
それが何故がぼやけて見える
目を二、三回瞬きする
そしたらいつもの可愛らしい姿
ut
ベットから降りようとする
立とうと右足に力を入れた
だが、それに反して膝から崩れ落ちた
ut
咄嗟に左足に力を入れ、 壁に寄りかかる
なんで、?なんで立てないの、?
目に涙がたまる
自分でも分かる
視界の不具合、
足の感覚の無さ
ふと鏡を見る
ut
写る自分の顔に困惑した
涙を流す自分
その頬や眉毛、口元は
左側は泣き顔、右側が
何故か真顔だった
ut
その時、自分の顔が怖くなった
机の上の小型ナイフに目が行った
即座に手に取り
自分の皮へ刃を入れた
恐怖なんて無かった
"この顔を取りたい"
なにかの決意
ナイフを引く
剥がれたような感覚
生ぬるい液体が首をつたる感覚
いろんな感覚で頭が冴えた
ut
急いで切ったところに手を当てる
指の隙間から血がどんどん出てくる
ut
ふらふらと体を揺らしながら 医務室に向かった
ut
くらくらする
血の流しすぎか?
そのせいでまともに歩けない
ロッカーにガタンッと当たる
ut
痛い
見える所に医務室があるのに
小さな歩幅で向かっていく
ut
横開きの扉を開ける
怪我人はノックをして入ってくる
扉が急に開き、驚いた
sn
sn
そこには顔を白くした青色がいた
顎骨辺りを手で隠しているが 血が滴っている
ut
ut
眉をひそめながら微笑む
sn
ut
言いかけながら青色が倒れる
sn
sn
治療隊のインカムを付けて指示をする
治療隊員が来るまでに準備を急ぐ
大先生を仰向きにする
血を止血するために 切り傷を上に向ける
顎を固定したら弱い力で大先生を運ぶ
筋力つけておけば良かった...
隊員
sn
sn
sn
隊員
隊員達は手際良く二手に分かれ、
テキパキと準備を進めている
震える自分の腕
大先生が死んでしまいそうで
出てくる血を抑える時
僅かに大先生の顔に触れるんだ
冷たく、だけど少し温かい
その度に頭によぎる
"死んでしまうんじゃないか"って
縫うことが出来たとしても
本人の生命力が回復には大切だ
早くしなければ....
暗い
此処はどこ?
コメント
3件
痛そう…
……大丈夫…じゃ無さそうだな()