屋上に重苦しい沈黙が落ちた。
潔 世一
潔の低い声に、蜂楽も凛も一瞬だけ動きを止めた。
だけど──
凛は、止まらなかった。
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
蜂楽が息を呑む。
潔は眉をひそめ、睨み返した。
潔 世一
糸師 凛
その瞬間、凛は潔の肩を掴んで、 ぐっと距離を詰めた。
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
凛の瞳が、真っ直ぐすぎて怖かった。
糸師 凛
潔 世一
潔は言葉を失ったまま、睨むしかできなかった。
そのまま凛が顔を近づけ── 唇が触れる寸前で、
──ドンッ!
蜂楽が、凛を突き飛ばした。
蜂楽 廻
凛は静かに起き上がって、蜂楽を見下ろす。
糸師 凛
蜂楽 廻
蜂楽の声は震えていた。
蜂楽 廻
その日の放課後。 生徒会室に呼び出されたのは──糸師凛だった。
糸師 冴
糸師 凛
椅子に脚を組んで座るのは、兄・糸師 冴。 生徒会長、成績オール満点、スポーツ万能。 だけど、笑ってても怖い男。
糸師 冴
糸師 凛
糸師 冴
冴は立ち上がると、窓の外を見た。
糸師 冴
その頃、別の場所
千切 豹馬
千切がぽつりと呟いた。
凪はゲームの手を止めずに、静かに答える。
凪 誠士郎
千切 豹馬
千切の声が不安に揺れる。
凪 誠士郎
凪の声は、珍しく真剣だった。
帰り道。
潔は、1人で歩いていた。
ポケットの中には、またしても── **「新しいメモ」**が入っていた。
「次にバラされるのは、君の“相棒”だよ」
潔 世一
低く呟いたその時、前から誰かが歩いてくる。
顔を上げると、そこにいたのは──凛だった。
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
凛は、そっとポケットから何かを取り出した。
小さなネックレス。
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
そう言いながらも、潔は目をそらした。
──顔が、ほんの少し赤くなっていた。
次の日。
蜂楽 廻
放課後、誰もいない旧校舎の裏で──蜂楽が、潔を待ち伏せしていた。
蜂楽 廻
潔の目がわずかに揺れる。
潔 世一
蜂楽 廻
蜂楽の声は震えていた。
蜂楽 廻
潔 世一
蜂楽 廻
潔は、何も言わず蜂楽を見返した。
でもその手は、 ポケットの中で、ぐっと握られていた。
その頃、生徒会室では──
糸師 冴
冴の声が静かに響く。
そこにいたのは…
• 凛(弟で、潔と相棒) • 蜂楽(告白済み) • 凪(冷静な観察者) • 千切(内心ぐらぐら) • 玲王(何かを見抜いている眼差し) • 氷織(優しい微笑の裏に隠された企み) • 烏(屋上の事件を目撃していた) • 乙夜(ずっと潔を尾行していた疑惑) • ネス(表向きは柔和、でも…?) • カイザー(遅れて登場。潔に“だけ”興味を持っているような空気)
糸師 冴
冴の言葉に、空気が凍りつく
ミヒャエルカイザー
ミヒャエルカイザー
糸師 凛
静かにネスが凛を睨む。
凪がぼそりと呟く。
凪 誠士郎
凪 誠士郎
千切が息を呑む。
千切 豹馬
糸師 凛
凛が低く言う。
糸師 凛
氷織 羊
氷織の言葉に、場の空気がピリつく。
冴は一歩前に出て、宣言する。
糸師 冴
数秒の静寂ののち── 全員が、椅子から立ち上がらなかった。
乙夜 影汰
乙夜が笑う。
烏 旅人
烏が椅子に背を預けてニヤッと笑う。
玲王も、目を伏せて言った。
御影 玲王
ミヒャエルカイザー
カイザーが立ち上がり、笑みを浮かべた。
ミヒャエルカイザー
放課後、学校裏── 潔がスマホを見ると、 また知らない番号からのメッセージが届いていた。
「“あの夜”のこと、忘れたと思った? 次に狙うのは、お前じゃない。“お前の大事な人”だ」
潔 世一
顔を青くした潔の肩に、 誰かの手がそっと触れた。
振り返ると、そこにいたのは──
糸師 凛
凛だった。
糸師 凛
その声は、 まるで約束みたいに優しくて、 でも、確かな強さを持っていた。
𝐧𝐞𝐱𝐭…♡1000
コメント
12件
遅れた 勉強大丈夫?少しは休みな
凛ちゃんの言葉一つ一つがイケメン✨️外見もだけどねw
あらヤダ、凛ちゃんイケメンかよ..!私も潔守るわ!笑 今から潔守り隊を結成しまーす!潔を守りたい人は入れい!!!