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【第14話】
僕は重い足を動かし 何とか家に帰ることが出来た
ロディ
ガチャ
ロディ
家に入るが 誰の気配もなく物音もなかった
ガチャ
前までと変わりのない家
だけど...
“エマは居ない”...
僕は棚の上にある “家族写真”を手に取った
この写真には お父さんもお母さんも もちろんエマも笑顔で写っている...
ロディ
もう一度だけでいい...
もう一度 家族で写真を撮りたい...
そう思ってしまう...
僕の心はそのまま沈み続けていく
何故あの時 エマの行動に気持ちに 気づいてあげられなかったのか...
僕がもっと自分から “人狼”を探し続けていたら...
もっと“人間”と“人狼”について 理解出来ていたら...
ロディ
そんな時、 エマの顔が思い浮かぶ
エマ
ロディ
エマ
エマ
エマ
ロディ
ロディ
僕は膝から崩れ エマに頭を下げた
エマに合わせる顔もないから...
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ギュッ
座り込んだ僕に エマが抱きついた...
ロディ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマの手はとても暖かく どことなく落ち着く...
エマ
ロディ
エマ
ロディ
エマ
エマ
ロディ
すると、エマの体が透け始めた...
ロディ
エマ
ロディ
エマ
ロディ
ロディ
エマ
ロディ
エマ
エマ
ロディ
僕は手を必死に伸ばした
しかし、手が届く前に エマは透けて居なくなってしまった...