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【第15話】
3年後...
あれから僕は エマの約束を守るために行き続けた
そして3年の月日がたった...
ロディ
エマの約束通り 僕はエマの部屋を片付けていた
ロディ
僕はエマとの思い出に浸りながらも 片付けをしていた
その時 エマの机を片付けていると 引き出しの中から1枚の手紙を見つけた
ロディ
手紙の表側には “お兄ちゃんへ”と書かれていた
僕はその手紙を手に取り 中身を読み始めた
お兄ちゃんへ
この手紙を読んでいる頃には 私はもうお兄ちゃんの傍には居ない “死んでしまっている”と思います
お兄ちゃん 一人ぼっちにしてごめんなさい
今、お兄ちゃんは 元気に過ごしていますか?
私との約束を守ってくれてありがとう
でも、約束を守ったからって 私達の場所に来ようとはしないで
お兄ちゃんにはもっと 色んな世界を見て欲しい
もっと色んなことを知って 幸せに生きて欲しいです
色んな人と出会って 好きな人と出会って 幸せな日々を過ごして欲しい
エマは何時でも お兄ちゃんの傍で見守ってるよ
だから 私が見れなかった 色んな世界を見てください
これ以上の無い幸せを感じれたら また一緒に居たいな...
私はお兄ちゃんの幸せな未来を 願っています
お兄ちゃん
大好きだよ!!
お兄ちゃんのことが大好きなエマより
ロディ
ロディ
僕は静かに涙を零した
こんなに優しい妹がいてくれて 本当に幸せだ...
僕はベランダへと窓を開けて 空を見上げた
ロディ
ロディ
ロディ
コトッ
その時 机の上から鉛筆が落ちた
ロディ
僕は鉛筆を拾い 机の上に置こうとした
その時 1枚の紙が杖の上に置かれていた
ロディ
紙を裏返すと そこには“エマの字”でこう書かれていた
いつもの線路沿いで 待ってます