TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

不器用だった恋

一覧ページ

「不器用だった恋」のメインビジュアル

不器用だった恋

1 - 不器用だった恋

♥

353

2019年11月10日

シェアするシェアする
報告する

三住 風花

はよ井端

井端 雅志

…おはよう…

三住 風花

ございますは?

井端 雅志

…おはようございます

三住 風花

ちゃんと敬語で話せよ

三住 風花

私の「下僕」なんだから

井端 雅志

…っ

井端 雅志

す、すみませ…

三住 風花

聞こえねえ!

三住 風花

か細い声で喋んなよ

井端 雅志

は、はい!

三住 風花

(よし、今日も雅志と話せた!)

三住 風花

(この調子で昼飯も誘うぞー!)

あんな接し方をしているが

私は、アイツの事が好き

ついつい冷たくしてしまうのだ

三住 風花

おい、井端

井端 雅志

な、なんですか?

三住 風花

飯、行くぞ

井端 雅志

…っ

井端 雅志

は、はい

三住 風花

そんな目すんなよ

三住 風花

嬉しいでしょ?

三住 風花

私とご飯

首を横にブンブンと振る彼

そう、それでいいの

三住 風花

相変わらず美味そうな弁当だな

三住 風花

井端のくせに

井端 雅志

そう、ですか?

三住 風花

…ああ

三住 風花

いっこもーらい!

井端 雅志

あ…!

お弁当の分け合いっこが出来た!

これで1歩ちかづ…

井端 雅志

井端 雅志

…やっぱり

三住 風花

どうした?

三住 風花

スマホ見て

井端 雅志

…い、いえ

三住 風花

何だよ言えよ

三住 風花

私に隠し事はなしだぞ

井端 雅志

時が来たら伝えます

三住 風花

そうか…

珍しく意思のこもった目を向けてきた

戸惑ってしまった

井端 雅志

きっと…すぐに伝える事になりますから…

三住 風花

なんか言ったか?

井端 雅志

いえ

次の日、雅志が学校に来る事は無かった

…昨夜、屋上から飛び降りたのだ

女子

ヤバイって…

女子

ウチラのせいじゃん

男子

いや、でも一番悪いのは

三住 風花

何話してんだよ

女子

…三住さん

三住 風花

ちょっとスマホ見せてみろよ

女子

あ…!

開いていたのは雅志とのトーク画面だった

女子

雅志くん

女子

ひとりぼっちでかわいそー

女子

仕方なく、三住さんが構ってあげてるんだよ

女子

感謝しなよ

三住 風花

んだよ…これ!

三住 風花

アイツをイジメてたのかよ!?

女子

何言ってんの…!

主犯格は…三住さんでしょ

三住 風花

私は…ちが…!

先生

先生

三住、ちょっと来い

先生

コレを読んでみろ

三住 風花

手紙?

先生

アイツの遺書だよ

三住 風花

…!

私は震える手を抑えて手紙を読んだ

三住 風花

嘘、だ…

力強く書かれた最後の「さよなら」という文字が

彼がこの世にはもういないと言う事を実感させられた

先生

先生

お前が、井端をイジメていたのか?

三住 風花

…イジメてない!

三住 風花

私は…!

彼が、好きだった

でも、彼には恨まれていたのだろう

その証拠に私一人だけが名を挙げられている

先生

もう今日は帰れ

先生

処分が決まるまで自宅待機だ

三住 風花

…はい

皮肉なものだ

下手過ぎた愛情表現が

イジメと捉えられていたなんて

三住 風花

そういえば…

時が来たら伝えます

三住 風花

…ってこの事だったのかよ

死を覚悟していたと言う事を伝えたかったのだろう

井端 雅志

井端 雅志

違うよ

三住 風花

…井端!?

井端 雅志

伝えたいのは

次に苦しむのはお前の方だ

____ああ、目の前から車が___

この作品はいかがでしたか?

353

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚