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𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
カチャカチャカチャ…
Kanata
ある日同居人の部屋が開かなくなった
理由は分からない
大学生だからイヤイヤ期とか反抗期とか引きこもりゲーミング部とかそんなものだろうか(もうすぎてそうではあるけど)
内側からしか鍵はかけられないし
とりあえず他の同居人達と話し合って、開くまで様子見と言うことで落ち着いた
〜夜〜
子麦粉
Kanata
部屋の前に置いておいた食器を見に行った時には、空のお皿では無く冷めたご飯があった
子麦粉
Kanata
子麦粉
Kanata
子麦粉
包丁をしまう時、違和感を感じた
Kanata
子麦粉
閃いたように指をさしながら
子麦粉
そういった
確かに1本無い、それに違和感を感じたのだろう
Kanata
子麦粉
Kanata
一瞬よぎった考えを消し、また洗い物を続けた
〜1週間後〜
カチャ…カチャカチャ…
今この家には、開かない部屋に居る(だろう)同居人と、僕1人
そして現在ピッキング中
童○から謎に学んだ知識がここで役に立つとは思いもしなかった(なんで学ばされたんだろう)
カチャッ
そうこうしてる間に鍵が開いた
ドキドキしながら、部屋に入る
部屋に入り、まず目に入ったもの
どす黒い何かの液体
そして次に映ったのは
それを胸から流し倒れている部屋主、同居人だった
Kanata
なんで、相談してくれなかったのだろう
なんで、こんなことになってしまったのだろう
色んなことが、頭によぎる
同居人の誰も、干渉できない場所
大学
なんで、苦しんでいるのを気づけなかったのだろう
1週間、待ち望んでいたことなのに
この家に今いるのは、僕だけだった
Kanata
もうどうでも良い
「1人にしない」
昔した約束を、思い出す
同居人の彼が
りーくんが、やったように
内側から鍵をかけて
1週間前、りーくんが使ったであろう包丁を手に取る
それを
刃の部分を、自分の胸へつけた
哀
哀
哀
哀
哀
哀
哀
哀