借金を押し付けられまして。【NIZISANNZI】

ｶﾞﾀﾝｯと部屋の外から 大きな物音がした

玲は立ち上がる

私は泣く泣く手を離した

2人が出て行った後

叶くんと明那くんが 入ってきた

三枝　Sid.

かなかなの その呼びかけを聞いて

空桜は 嬉しそうじゃなかった

そして吐き捨てるように言った言葉も最悪のものだった

俺は心臓が 止まるかと思った

やけに時間がゆっくりに 感じた

きょろきょろして

2人を探す動作をする

空桜の首元に

注射痕があった

まさか、眠らせてる間に 何か薬を？

かなかなの顔色を伺うと

怒りと哀しみで歪んでいた

それを聞いた瞬間

空桜の顔が真っ青になった

でもすぐに笑顔に戻った

俺は違和感を覚えた

なんで急に そんな切り替えられr

すると背後から俺は 頭を殴られた

頭が真っ白になって 思わず倒れ込む

駆け寄ってくるかなかなも 殴られそうになっている

俺は力を振り絞って 金属バッドを押し返した

頭の激痛で俺はまた

座り込んでしまった

立てｯ、立たなきゃｯ

かなかなを守らなきゃｯ

かなかな、だいぶ 煽ったなー

相手は挑発にのり かなかなの みぞおちを殴った

あちゃー、、

かなかなを殴ったら

どうなるか 知らないんだろうな

かなかなはわざとらしく 『痛い』の演技をはじめた

かなかな死守する隊の 4人が

玲と秦の後頭部に 銃をあてた

すぐに『痛い』という 演技をやめて

かなかなは俺の所に 駆け寄ってきた

どんどん薄くなる酸素

次第に睡魔に襲われて

抗えない

俺は力が全て抜けて

眠ってしまった

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