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次の日
清水 りおね
んー…
清水 りおね
(あれ、今何時！？)
清水 りおね
(よかった…まだ六時)
清水 りおね
(なんか早く起きちゃった)
清水 りおね
(二度寝の気分でもないし…)
清水 りおね
(あれ、窓開いてる？)
清水 りおね
(…お母さんかな)
清水 明莉
あら？
清水 明莉
早いじゃない
清水 明莉
おはよう
清水 りおね
おはよう…
清水 りおね
なんか目覚めちゃった
清水 明莉
へー、珍しい
清水 明莉
いつも遅刻ギリギリなのに
清水 りおね
え、うるさ
清水 明莉
どうせなら早く家出てみれば？
清水 明莉
朝ご飯もうちょっとでできるし
清水 明莉
準備して待ってて
清水 りおね
はーい
清水 りおね
いってきまーす
清水 明莉
いってらっしゃい
清水 明莉
気をつけてね
弥代 遥真
あれ、りおねちゃん？
清水 りおね
ん…？
弥代 遥真
おはよ〜
清水 りおね
おはようございます…
えっと、この人は…
そうだ、この人は弥代 遥真 (やしろ はるま)さん
隣の部屋に一人暮らししている人で
なんでかわかんないけどお母さんと仲良し
弥代 遥真
今日は早いんだね
清水 りおね
え？
清水 りおね
そうですけど…
清水 りおね
(な、何で知ってるんだ…？)
清水 りおね
(お母さんも話してるとこは結構見るけど…)
弥代 遥真
いつもギリギリでしょ？
弥代 遥真
走ってる音聞こえるよ笑
彼は笑いながらそう言った。
清水 りおね
(なるほど…)
清水 りおね
(これは私に非がある…)
少しでも疑ってしまって
なんだか申し訳ない…
弥代 遥真
奇遇だね
弥代 遥真
俺も今日早いんだ
弥代 遥真
今高二…だよね？
清水 りおね
そうですよ！
弥代 遥真
学校楽しい？
清水 りおね
はい！
清水 りおね
忙しいけど何とかいい感じです
弥代 遥真
へ〜いいねぇ
弥代 遥真
青春って感じ
弥代 遥真
俺も高校生に戻りたい〜
清水 りおね
…
前にちゃんと話したのが何年も前だからか
印象が変わったような気がする
…こんな沼男っぽかったっけ？
沖城 千夏
あ、いた！
清水 りおね
ごめん！！
清水 りおね
予定より早く来させちゃって！
沖城 千夏
いや
沖城 千夏
りおねの通常が遅すぎるだけ
清水 りおね
それは…まぁ
沖城 千夏
私には全然支障ないから大丈夫
清水 りおね
ならよかった！
沖城 千夏
っていうか
沖城 千夏
もしかして廊下で誰かと話してた？
清水 りおね
あ、そうそう！
清水 りおね
隣りに住んでる人なんだけど
沖城 千夏
…ちょっと怪しくない？
清水 りおね
…やっぱり？
清水 りおね
実はさ
清水 りおね
あの人、私の登校が遅いの知ってたんだよね
沖城 千夏
え、モロじゃん
清水 りおね
いやでも
清水 りおね
私が毎日ダッシュしてる足音が聞こえてたみたいで
沖城 千夏
あー…なるほど？
清水 りおね
今日はたまたまあの人と家出る時間が被って
清水 りおね
その勢いで…って感じ
沖城 千夏
でもまだ油断できないよ
沖城 千夏
もしかしたら合わせてきてるって可能性も…
清水 りおね
怖いこと言わないで！！
清水 りおね
(そういえば…今日の朝窓開いてたな…)
清水 りおね
(う、考えたくない！！)
清水 明莉
りおね
清水 明莉
私今日夜勤だから
清水 明莉
夜ご飯は自分でなんとかしてね
清水 明莉
お金置いといたから
清水 りおね
え！？！？
清水 りおね
聞いてない聞いてない
清水 りおね
私にストーカーついてる疑惑あるんだよ！？
清水 明莉
ストーカー？
清水 明莉
この前言ってたやつね
清水 明莉
気のせいだから大丈夫
清水 りおね
なんでよー！！
清水 りおね
怖いよ！！
清水 りおね
ねぇ既読無視！？！？
清水 りおね
ちょっと！！！
清水 りおね
お母さんー！！！！
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