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「また、また救えなかった」
「どうしたって救うことができない」
「自分の大切なものが、全てこの手から溢れてしまう」
閾ェ蛻??霄ォ
閾ェ蛻??霄ォ
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閾ェ蛻??霄ォ
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閾ェ蛻??霄ォ
閾ェ蛻??霄ォ
閾ェ蛻??霄ォ
閾ェ蛻??霄ォ
閾ェ蛻??霄ォ
分かっていた。
一度何かを守り通すことが出来なかった人間に、2度目など存在しないと。
何も出来ないで、
ただただ立ち尽くしているだけで、
生徒達を見守っているふうに見せかけて、本当は傷つくことを恐れているだけの自分が嫌いだ。
???
目が覚めるとベッドの上だった。
確か、自分は力を使い果たして倒れたはず…。 と、周囲を見回しているとひとつの視線に気付いた。
雲母 マイカ
雲母 マイカ
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雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
目の前に居るのは同僚の女性教師──雲母マイカ先生だ。 彼女にそう言われ、倒れる前の出来事を思い出す。
……そうだ。自分は、学校に侵入してきた侵入者達と戦っていたのだ。その過程で力をほとんど消費してしまった。
雲母 マイカ
雲母 マイカ
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雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
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雲母 マイカ
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雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
そう言いながらにこりと微笑む彼女。 『生徒を守る』という思い出いっぱいだった私は、そこで言い淀んでしまった。
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雲母 マイカ
雲母 マイカ
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相変わらず笑みを浮かべているが、その笑みにどこか有無を言わせないという圧を感じた。
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雲母 マイカ
雲母 マイカ
雲母 マイカ
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ベッドの傍のサイドラックの上に置かれていた手鏡を手に取る。そこに映った自分の顔を見て、思わず自嘲した。
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今はそんなことを考えるだけ無駄だろう。 教え子達の顔が脳裏に過ぎる。
私には、彼ら彼女らを守れるのだろうか。 守る資格はあるのだろうか。
偃月の箱庭-読み切り 【愚者と問いの答え】
~Fin~
コメント
2件
見て下さりありがとうございます。気に入って下さったらいいね・コメント・フォローなど是非! ~おまけ~ 途中に登場した顔面テレビさんの名前の文字化けを解読すると、院瀬見の言っていたことの意味がちょっとだけ分かるかもしれません。 一応返信欄に翻訳書いておきます⬇⬇