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人は誰しも、 何かしら才能や能力がある。
それがなんなのかは知らない。
学力かもしれないし、 スポーツかもしれない、 画力かもしれないし、 お笑い性かもしれない。
私はそれが特殊だった。
それは、
人の思考がなんとなく わかること。
キーンコーンカーンカーン
4時限目の終わりの チャイムが教室に鳴り響く。
広香
玲花
明美
明美
広香
広香と明美は 小さい頃からの仲。
明美とは小3で知り合って、 広香とは年長からの仲だ。
高校生になっても ご覧の通り、仲は良い。
広香
広香
玲花
広香
明美
玲花
広香
明美
広香
広香
広香
玲花
明美
明美
広香
玲花
玲花
このように、私はその時の人の感情が 一文字で、 相手の瞳に表示されて 見えるのだ。
玲花
放課後…
松本先生
広香
明美
玲花
広香
広香
玲花
明美
広香
玲花
玲花
玲花
明美
玲花
明美
明美
玲花
玲花
玲花
明美
玲花
明美
玲花
明美
玲花
明美
明美
玲花
明美
玲花
明美
私はテニス部、 明美はバスケ部に入部している。
ちょうど部活が終わる時間も 同じなので、よく2人で 帰っているのだ。
…広香は…帰宅部だ。
もともとはバレー部だったのだが、 バレー部は決まりや練習内容が 他の部活と比べて厳しいため めんどくさくなってやめたらしい。
スパァン、スパァン!
玲花
校庭にボールを打つ音が 響いている。
この音は正直結構好きだ。 なんか気持ちいい。
平田 部長
スパァン!
平田 部長
平田 部長
玲花
玲花
トンッ、
玲花
平田 部長
平田 部長
玲花
玲花
トーーン、
玲花
スパァンッ!!
平田 部長
平田 部長
このように、私は相手の 思考を読んでプレーをする。
運動神経もそこまで悪くはないので 結構楽しい。
唯一のデメリットは 相手の瞳が見づらいことくらいか。
玲花
松本先生
玲花
玲花
平田 部長
松本先生
平田 部長
松本先生
平田 部長
松本先生
松本先生
玲花
松本先生
玲花
玲花
玲花
松本先生
玲花
正直に言う。
私は顧問の松本が 大の苦手だ。
あの人は、何を考えているのかが わからない。
『¿』以外の文字をみたことがない。 『?』ならあるけど…『¿』って なんだろう。
私は、
あの人の私への冷たい視線が 怖くて怖くて仕方がない。
玲花
平田 部長
平田 部長
玲花
玲花
平田 部長
優美 先輩
平田 部長
優美 先輩
松本先生
玲花
終礼の時間。
何気にこの時間が学校生活 で1番嫌いかもしれない。
松本を1秒でも見る時間を 減らしたい。
私の感情は松本への「恐怖」 ただそれだけだ。
松本先生
松本先生
優美 先輩
平田 部長
松本先生
松本先生
平田 部長
優美 先輩
平田 部長
玲花
玲花
玲花
明美
明美
明美
玲花
明美
玲花
明美
玲花
明美
玲花
明美
明美
明美
玲花
玲花
明美
明美
明美
玲花
玲花
明美
明美
玲花
明美
…。
ぶっちゃけなんで私が 明るい2人と仲良くできているかは… 謎だ。
…性格が正反対すぎる。
明美
玲花
明美
明美
明美
玲花
玲花
玲花
玲花
玲花
玲花
私は帰りにいつもここの神社 に寄って帰る。
昔おばあちゃんと一緒に 手を合わせた神社で、 私にとっては思い出の、大切な 神社なのだ。
玲花
玲花
玲花
玲花
玲花
ドスッ!
玲花
帰ろうと振り返った時、 何かとぶつかった。
?
玲花
玲花
私がぶつかった相手は、
目の見えない、 男性だった。