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季節は巡り、柱稽古が始まった
鬼殺隊の中でも最強を誇る柱たちが 自らの技と体術を隊士たちに叩き込む
最終決戦に備えての稽古だ
蝶屋敷と例外ではなく
炭治郎を初めとする隊士たちが 次の戦いに備えて心と体の回復に努める
その中に紛れるように、蓮華は静かに動いていた
笑顔を浮かべ
雑務をこなし
誰にも悟られることなく──
そんな中、蓮華の耳に呼び声が届く
それは、あの男からだった
蓮 華
無限城では 上弦の鬼たちが一人、また一人と集まりつつあった
その場所に、突如として現れた無惨
その姿を見た瞬間、空気が凍りつく
上弦の鬼たちですら、思わず膝を折るほどの威圧
鬼 舞 辻
蓮華の目が、ほんの僅かに揺れた
だが何も言わない
ただ、頷くのみ