味方なんていない。

僕は昨日の出来事を思い出した。

ため息をつき下へ降りた。

って言ってもまだ6時50分なんですけど。

門閉まるの8時10分だし、

そう思いながら席につく。

僕が見たのは、

昨日とは全然違う量のご飯だった。

母、父のご飯の量とは大違い。

1口サイズしかないのだ

昨日のことでだろうな．．．

だけど、ここまでしなくていいじゃんか、

そう思っているともう食べ終わっていた。

いつも以上に軽い。

また1口サイズなんだろうな。

そう思っていると―

ﾄﾞｶｯ

ため息吐きたいのは僕だよ．．．

いつもなら返事来るのに．．．

昨日までみんなで一緒にワイワイ登校してたのに、

どうしてこうなっちゃったんだろう。

僕が桃くんを、

好きになっちゃったせいかな、？

ｶﾞﾁｬ

僕の上靴の中にたくさんの画鋲が入っていた。

そう言って画鋲を片づけた。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｶﾞﾀｯ

僕はクラスメイトからの声を無視し、

席に座った。

なにが優しいだよｯ

そう思っていると、

大体わかる。

殴られると。

というか待てよ．．．？

隣の席って桃くんじゃ．．．

ｶﾞﾀｯ

え。どうすればいいの僕。

どうしよう．．．

話かけなかったら大丈夫だよね．．．

ここでやってないって言ったらやばいよね？

でも正直に言った方がいいのかな、？

でもそれだったら赤くんが．．．

泣き虫なんだしw

被害者ぶってw

ﾀﾞｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

ﾄﾞｽｯ

色々考えてみた。

僕は情けないからこんなことになってしまったんだ。

泣き虫で、情けなくて、勇気がない。

こんなやつがここに生まれてきていいのか？

気づいたら生徒たちが帰って行っていた。

そして今朝言われたことを思い出す。

教室に荷物を取り、屋上へ向かった。

ｶﾞﾁｬ

僕は早くしろと言わんばかりの

態度をとった。

数時間後

痛い

痛い

痛い

僕は泣きながら家に帰った

そして。僕は―

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