体育大会も無事に終わり 教室も少しずつ賑やかになってきた
体育大会は本当に最高で もっと”彼”の事を好きになった
しかもあの彼が私の髪を褒めてくれた!
百花
ニヤけが止まらない
国見 英
国見 英
百花
ニヤニヤしてる所を見られたしにたい
...
なんか英くんがいつも以上にかっこよく見える
百花
国見 英
百花
百花
ほんと心臓に悪い
声が聞けるだけでダイエット頑張れそう
そう考えていると英くんが口を開けた
国見 英
百花
国見 英
仲良くなったんだよ
百花
国見 英
国見 英
国見 英
百花って言ってくれたうれしい
もしや嫉妬してくれたのでは!!!
及川さんは命の恩人とでも言っておこう
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
百花
百花
私けっこーモテるんですよ!
まあ英くんが私なんかに嫉妬する訳ないか
そもそも最初から期待なんてしてない
百花
百花
百花
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
図書室には前本屋で買った本を読むために来た
その本は恋愛もののアドバイス本
百花
方法があるとは
百花
熱中して読んでいると後ろから気配がした
百花
そこには及川さんがいた
百花
及川 徹
及川 徹
百花
百花
及川 徹
及川 徹
及川 徹
百花
百花
及川 徹
及川 徹
百花
及川 徹
百花
なんか及川さんと話すと落ち着く
話が盛り上がった所で及川さんが質問してきた
及川 徹
及川 徹
友達
あまりそういうものに拘りがない
余計な事も考えなくていいし
友達がいなくてもメリットは沢山ある
百花
及川 徹
友達というものの作り方すら私は知らないのだ
友達の定義を考えていると及川さんが口を開いた
及川 徹
及川 徹
及川 徹
急に彼の名前が出てきて驚いた
英くんの事ほんとにすきですきで堪らない
百花
でも今の関係って一体何なんだろう
友達でも恋人でもない関係?
曖昧な感情が漂う
私はただ彼の事がすき
好きという2文字が口から出てこなかった
百花
今の関係性でどう言葉にしたらいいのか分からなかった
私の中途半端な気持ちで英くんへの好意も嘘のように見える
こんな生半可な気持ちで好きになったんじゃない
黙って下を向いてる私に及川さんは
及川 徹
百花
及川さんは私の手を握ってきた
百花
百花
及川 徹
及川 徹
百花
及川 徹
どんどん近寄ってくる及川さん
百花
及川 徹
この後の言葉は私でも予想がつく
聞きたくない
そんな事を思っているとドアが開いた
国見 英
国見 英
百花
国見 英
このタイミングで及川さんとの距離が可笑しすぎるなんて
百花
百花
及川 徹
及川 徹
また誤解を招くような言い方を
英くんの顔を見ると何を考えてるか 分からない顔をしていた
国見 英
国見 英
及川 徹
国見 英
及川 徹
私はこの続きが聞きたくなかった
安心出来るこの環境がなくなるのが怖いから
私は英くんの腕を引っ張って図書室を出ていってしまった
及川さんの気持ちも考えずに
汗が出る程走った
英くんの顔を見ると苦しい
国見 英
国見 英
百花
百花
国見 英
百花
国見 英
国見 英
百花
百花
百花
国見 英
百花
百花
百花
百花
百花
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
国見 英
英くんの目は真剣だ
私をちゃんと見てくれている
早く返事が欲しい
こんな関係性がいつまで続くのか
でも今の関係を崩すのももっとやだ
その言葉を飲み込み口を開いた
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
英くんのお陰で少し元気が出た
私は彼の事が好きなんだ
これだけは胸を張って言える
これからも国見英を堕とす為頑張る
next story ♡ 1000