体育大会も無事に終わり、 教室も少しずつ賑やかになってきた。
体育大会は本当に最高で、 もっと”彼”の事を好きになった。
しかもあの彼が、 私の髪を褒めてくれた!
百花
ニヤけが止まらない。
ホントに彼の事好きだな私。
国見 英
国見 英
百花
最悪だ。 1人でニヤニヤしてる所を見られた。
...
しかも英くんがいつも以上に かっこよく見える。
百花
国見 英
百花
百花
ほんとに心臓が悪くなる。
声が聞けるだけで1ヶ月 ダイエット頑張れそう。
そう心の中で呟いていると、 英くんが口を開けた。
国見 英
百花
国見 英
...?
百花
国見 英
国見 英
国見 英
国見 英
百花って言ってくれた。嬉しい。
てかもしかして嫉妬してくれたの!?
及川さんは 助けてくれた人だから、
大袈裟に命の恩人とでも言っておこう。
百花
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
百花
百花
まあ英くんが私なんかに 嫉妬する訳ないか。
そもそも最初から、
期待なんかしてないし___。
百花
百花
百花
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
それでも、”好き”は伝えなきゃ。
図書室には前本屋で買った 本を読むために来た。
その本は恋愛もののアドバイス本だ。
百花
百花
とても薄い本だが、 結構いい事を書いている。
熱中して読んでいると、 後ろから気配がした。
百花
百花
そこには及川さんがいた。
百花
及川 徹
及川 徹
百花
百花
及川 徹
及川 徹
百花
及川 徹
百花
及川 徹
百花
及川さんと話すとなんか落ち着ける。 安心できる自分がいる。
長話をしていると及川さんが 私に質問をしてきた。
及川 徹
及川 徹
及川 徹
痛いとこをつかれた。
そう。私はクラスの人と上手くいっているかと言われたらそうでは無い。
相手を傷つけていないか、 喋っても迷惑じゃないか、 私はここに居ていいのか。
余計な事ばかり考えてしまって、 友達とまともに喋れていない。
友達って、どこからが 友達なのか分からない。
百花
及川 徹
及川 徹
及川 徹
急に彼の名前が出てきて驚いた。
勿論彼の事は好きだ。 大好きだ。この世で1番。
私の自慢の好きな人。
なのに、
百花
あれ、言葉が出ない。
好きって言うたった2文字の言葉が
百花
一瞬戸惑ってしまった。
いつもの私なら英くんは 私の好きな人と言っていた。
でも、何故か言葉に出来なかった。
気持ち、隠さないって決めたのに。
さっき英くんに”好き”って、 言ったのに。
でも、それって、その言葉って。
”恋愛感情”のスキなの?
分からない、
あんなに自信満々に 好き好き言ってたくせに、
分からないよ、
分からなくなっちゃったよ、
その言葉はただ自分を安心させるため?
1人が嫌だから、寂しかったから?
百花
何故かこの言葉が出てきた。
及川 徹
及川 徹
及川 徹
百花
及川 徹
及川 徹
百花
及川 徹
及川 徹
及川さんは私にどんどん近づてくる。
百花
及川 徹
この後の言葉は こんな私でも想像が出来た。
聞きたくない。
次の瞬間ドアが開いた。
国見 英
国見 英
百花
国見 英
最悪だこのタイミングで、 及川さんとの距離が可笑しすぎるなんて
百花
百花
国見 英
及川 徹
国見 英
及川 徹
国見 英
及川 徹
私はこの続きが聞きたくなかった。
本当に聞きたくなかった
”安心”出来るこの環境を なくすのが怖いから。
私は英くんの腕を引っ張って 図書室を出ていってしまった。
最悪だこのタイミングで、 及川さんとの距離が可笑しすぎるなんて
汗が出る程走った。
英くんの顔を 見ると苦しくなる。
国見 英
国見 英
国見 英
百花
苦しい、
なんでこんなに、 体力は自信がある程あるのに。
百花
国見 英
百花
国見 英
国見 英
百花
百花
国見 英
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
国見 英
百花
百花
国見 英
国見 英
英くんの目は真剣だ。
私をちゃんと見てくれている。
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
百花
国見 英
国見 英
国見 英
百花
百花
英くんのお陰でこんなにも元気に なるなんてやっぱり英くんはすごい。
好きに自信が無い時も、 彼を見ればすぐに自信がつく。
私は彼の事が好きなんだ。
これだけは、胸を張って言える。
これからも塩な男、国見英を 堕とす為に頑張って行こう。
……To be continued next_♡1000
コメント
4件
最高過ぎます💗
なんでこんなに神な作品を作れるのだ…!