朝、目が覚めると誰もいない。
これは私にとって普通なこと。
寂しいなんて、思ったことない。
何も無い休日。
何をして過ごそうかと考えていると、
ベランダから、母が出てきた。
百花
百花
母
母
休みなんて、何かあったのだろうか。
私の行事事に休みなんて、 絶対に入れてくれない人だったのに。
まあ、心配した所で 余計なお世話だろう。
百花
百花
私は多分邪魔だろうから、外出しよう。
そう、思ったら。
母
母の口から私の名前が出た。
ここ10数年名前を 呼んでくれなかった母から。
百花
母
予想もしなかった言葉が飛んできて、一瞬夢の中にまだいるのかと疑ってしまった。
嬉しい、
嬉しい、けど
なんで、こんなに 腹立たしく感じるんだろう。
百花
母
母
百花
百花
母
本当は大切な用事なんてない。
でも、居心地が悪い。
勢いで外に出たものの、 何もすることがなく。
また何も無い景色をボーっと見ている。
百花
百花
早く、早く英くんに、、
国見英
国見英
百花
百花
百花
びっくりした。
英くんが、目の前にいる。
英くんの私服初めて見た。
多分、部屋着っぽいけど。
うわ、かっこいい。
百花
国見英
百花
まだ、英くんと話したい。
そんな欲望のあまり口走ってしまった。
百花
口が走った。
国見英
国見英
それは、英くんと一緒にいたいから。
百花
百花
国見英
国見英
国見英
百花
百花
国見英
百花
百花
国見英
百花
国見英
百花
百花
百花
国見英
国見英
国見英
整った顔。
変な欲望が私を誘惑してくる。
これ以上高望みしちゃダメなのに。
百花
百花
国見英
国見英
国見英
百花
百花
国見英
ああ、英くんと居たら心臓が持たない。
何でこんなにも、 私を堕としてくるの。
英くんは私に堕ちないのに。
国見英
百花
時間もあっという間で もう正午を過ぎていた。
英くんと居るとやっぱり楽しい。
百花
百花
百花
国見英
この関係がある事にほんと感謝している。
でも、
それ以上の関係を 望んでしまう自分がいる。
一体、どうしたら堕ちてくれるの。
何もする事がなく 仕方なく帰ってきた。
百花
百花
家に帰ると
そこには、両親2人が並んでいた。
母
父
父
父
2人が肩を並ばせて居るのを見るは いつぶりだろうか。
この時余っ程ど大切な話で ある事を理解した。
百花
父
母
百花
ほんとに、想像を遥かに超える言葉に私は息をする事を忘れてしまいそうになる。
父
母
母
父
母
訳が分からない。
今まで私を1人にさせて
今更、私を視野に入れたとしても
もう遅すぎる。
私は貴方達からの愛情を知らない。
私も貴方達に愛情 なんて持っている訳ない。
百花
母
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
百花
これまで感じてきたこの心の痛さが貴方達に伝わるわけないでしょうね。
今更一緒になんて、絶対に無理。
母
父
父
父
ほんとに、自分勝手な人達だ
ほんっと、心地悪い。
百花
百花
百花
百花
百花
これが、”本心”なのか、 私には分からない。
英くんにまた、 会いたくなっちゃったよ。
数週間後
母と父は無事外国へと旅立った。
あの人たちに感情なんて、もうない。
もう、どうでもいい。
百花
その時、ドアが開いた。
国見英
国見英
百花
最近英くんとは まともに話せていない。
自分の私情で 迷惑掛けたくないから。
あえて少し、距離を置いていた。
国見英
百花
流石の英くんでも 私が変だって分かってる。
今の私ほんとに面倒臭いな。
ほんと、自分が嫌いになる。
百花
国見英
国見英
百花
国見英
百花
百花
国見英
国見英
どうしても、ぽっかり 空いた穴を埋めたくて、
英くんを、利用してしまった。
時間は早くも過ぎ、
家に英くんが来た。
百花
国見英
百花
百花
国見英
百花
私は英くんを押し倒した。
百花
百花
英くんが口を開いた。
国見英
国見英
百花
国見英
国見英
国見英
国見英
国見英
この時の英くんの笑った顔が、
本当に、優しくて、
私の私情を打ち明けても、 絶対に理解してくれる
そんな自信が私の何処かにあった。
百花
私は両親の事を英くんに話した。
最後まで、目を見て話を聞いてくれて、
もっと英くんを好きになれた。
やっぱり彼は優しい
言葉には意味がある。 でもその言葉を ひっくり返せばまた違う意味が ちゃんとある。
そんな事を英くんは教えてくれた。
私の両親にも理由がある。
それは理解をしなければなら なかったと後悔した。
自分の感情をぶつけるだけで、両親の気持ちを聞くことが出来なかった私はまだまだ子供だ。
今度、しっかり話さないと。
百花
百花
百花
国見英
国見英
国見英
百花
百花
百花
国見英
国見英
国見英
百花
百花
百花
国見英
国見英
百花
百花
百花
百花
国見英
国見英
百花
百花
百花
国見英
国見英
百花
百花
国見英
やっぱり、英くんの事が大好き。
絶対堕としてみせる。
この塩な男を
……To be continued next_♡1000
コメント
2件
国見くんイケメンすぎて私の心臓ついて行けません🙇🏻♀️🤍
百花ちゃんだいたい~♡♡