コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
椿
俺の目が覚めて2日経った
あの後琴葉に、「俺はどのくらい寝ていたんだ?」と聞いたら
「一週間ほどです」と言われた
椿
俺がそんなことを考えていると
ガチャッ
永琳
椿
部屋に白髪の女性が入ってきた
永琳
椿
琴葉が言っていた「永琳」とはこの人の事だったか
椿
永琳
永琳
椿
永琳
そう言って永琳は安堵したような表情を浮かべる
永琳
椿
永琳
永琳
永琳
椿
永琳
椿
永琳
椿
永琳
椿
そうだ
俺は、母さんに会ったんだ
あの時の母さんは__
椿の母親
『泣いていた』
椿
永琳
なんであの時・・・あの瞬間・・・
どうして母さんの顔が見えなかったのか…
どうして母さんが・・・歪んでいたのか
今、やっとわかった・・・
椿
俺は今まで、父さんが死んでも
兄弟が死んでも、なんとも思わなかった
父さんも兄弟も、歪んでいなかった
俺が父さんたちの「死」を受け入れられていたから
でも…母さんだけは受け入れられなかった”
だからずっと歪んでいた
霞んでいた
俺が「母さんの死」を否定し続けてきたから
「母さんはまだどこかで生きているんではないか」って
ずっとそう思い続けてきていたから
俺だけ自分の夢の中にいたから
椿
椿
永琳
永琳
椿
そう言って俺に笑いかけた永琳の顔は
何処となく、母さんに似ていた気がする‥‥
永琳
ガチャッ、バタンッ
椿
永琳が部屋を出た後、俺は起き上がった体を倒し、ベットにその身を預けた
椿
次回 水原椿の過去