TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

レイ

.....。

ジャイボ

なんか、喋んなよ。

レイ

...こんにちわ。

ジャイボ

まぁ、いいんじゃない?

ジャイボ

きゃは。ジャイボだよ👋

レイ

レイ、レイチェル=ガードナー...。

ジャイボ

きゃは。もう小石ちゃんでいいよ。

レイ

なんで、小石?...

ジャイボ

ただの石みたいでつまらならないし?ち~っちゃいから小石ちゃん。

レイ

小石...。

ジャイボ

今回の話しでepisode01は終わるらしいよ~

レイ

それじゃあ....最後までお楽しみください.....

ジャイボ

美しき少年少女の行く末を~

ジャイボ&レイ

見届けよ~!/見届けよう....

レイ

......ふふ。

レイは珍しく笑っていた。嫌、久しぶりに笑ったが正しいだろう。

レイ

....ほら、

レイ

綺麗にくっついたね。

レイ

このままだと、からすに食べられちゃって、可哀想だから.....

レイ

私の部屋にいていいよ....

レイは箱の中に入れた、<自分の物>に話しかける。

テーブルの上には自分の裁縫道具が広げられていた。

コンコン....

レイ

ジャイボ

....何、独り言言ってるの。

レイ

....ただの、独り言。

ジャイボ

ふーん.....。

レイは咄嗟に<自分の物>を隠した。

ジャイボ

...ねえ、どうしてあんたは、ここにこれたの?

レイ

.....わからない。

レイ

自分の意志で、ここにきたわけじゃないから....

ジャイボ

....はぁ、つまんない女。

レイ

.....。

レイはジャイボが苦手だった。何処か探りを入れるような話し方をするからだ。

ジャイボ

まぁ、いいや。ゼラが読んでるよ。

レイ

.....うん。

ジャイボとともにゼラのもとに行く。玉座の前にはニコがいた。

ジャイボ

ゼラー!連れてきたよ♪

ニコ

.....。

レイ

(ニコ....まだ帰ってなかったんだ)

ゼラ

レイチェル=ガードナー。

ゼラ

外出する際の付添人は決まったのか?

レイ

....まだ

ゼラ

<まだ>というと?

レイ

誰と一緒に、行けばいいのかわからない....

ゼラ

...なるほど、それは問題だな。

ニコ

ゼラ!俺が行きます!!

ゼラ

ふむ...確かにニコはこの町に詳しい、が。

ゼラ

ニコ一人では、重荷だろう。もう一人、付添人が必要だ。

ニコ

そ、そんな!重荷だなんて!!

ゼラ

もしものための補佐だと思えばいい。

レイ

.....(ニコが犬に見える...)

ゼラ

後一人は....タミヤにしよう。

ニコ

タミヤ....ですか??

ゼラ

タミヤは面倒見がいい。それに、我がクラブで足が早い二人ならば、

ゼラ

万が一、レイチェル=ガードナーが逃げ出した場合。二人で捕らえろ。

ニコ

はい!ゼラ!

ゼラ

決まりだな。
ニコ、レイチェル=ガードナーを部屋まで送るんだ。

ニコ

了解しました!行くぞ、レイ。

レイ

.....うん。

去り際、ゼラとジャイボを見て、逃げるようにニコの後を追った。

ニコ

....螢光町について、調べてるんだってな。

レイ

....うん。この町について、何も知らないから。

ニコの歩く速度に追い付こうとちょこちょこと少し早歩きになるレイ。

ニコ

...気になる所はあったか?

レイ

...あったけど、遠い

ニコ

ちなみにどこだ?

レイ

向日葵畑がある所....

ニコ

あぁ、あそこか。彼処は去年の台風でめちゃくちゃになったと聞いたぞ。

レイ

え.....。

レイ

....見たかった。向日葵。

ニコ

好きなのか、向日葵が。

レイ

....綺麗な物が、見たくて。なんとなく、向日葵をみたいなって、思っただけ。

ニコ

そうなのか...。

再び無言になる二人。ニコはこの沈黙が息苦しくて、

話題を探す。が 先に口を開いたのはレイだった。

レイ

....いつ、行く?

ニコ

どどど、どこにだ!?

レイ

え....お外

ニコ

あ、ああ....。

ニコ

明後日、なら...俺もタミヤも学校も用事もない。

レイ

そうなんだ?....楽しみ?

ニコ

え?

レイ

ニコは、楽しみ??...

ニコ

.........ああ。

ぎこちない会話をし、ニコはレイを部屋に送り届けた。

そして、後日。タミヤはニコからレイと三人で外出することを知らされるのだった。

そして、約束の日。

雷蔵

あら~♪可愛いわよ!レイ!

レイ

....恥ずかしい。

レイは白くてフリフリのワンピースに青いリボンついたの白い帽子を身につけていた。

雷蔵

せっかくの外出なんだから、おしゃれはしなきゃだめよ。

レイ

.....。

ゼラに指示され、急遽ワンピースと帽子を作っていた雷蔵。

雷蔵

さ、ゼラに見せに行きましょう??

レイ

うん.....

雷蔵に連れられて、レイはゼラにこの格好を見せに行った。

雷蔵

ゼラ!どうー??

ゼラ

....ふむ。金髪も顔も帽子で隠れている。完璧だ、雷蔵。

雷蔵

タミヤとニコの事だから、服が汚れるような事はしないと思うけど。

雷蔵

汚れないように注意して頂戴ね?

レイ

はい.....

ニコ

ゼラ!!お待たせしました!!

ベルトコンベアで私服のニコとタミヤがやってきた。

タミヤ

お!レイ、おしゃれだな~?

ゼラ

ふむ、そろったな。

雷蔵

ちょっとー!!二人ともthe・私服で来ないでよ!!

雷蔵

私の作った服と帽子が輝かないでしょ!?

タミヤ

んな事言ったって、デートするわけじゃねーし。

レイ

......、似合ってるね。

ゼラ

ふむ、まぁいいだろう。

ゼラ

レイチェル=ガードナー!!

レイ

は、はい.....

ゼラに名前を呼ばれて、レイはぴしっと気をつけをする。

ゼラ

約束事!一つ!!

レイ

...変な人にはついていかない。

ゼラ

一つ!

レイ

...危ないと思ったら、すぐ逃げること。

ゼラ

一つ!!

レイ

何かあったら、二人をすぐ頼ること......

ゼラ

一つ!!!

レイ

無駄遣いしないこと....

ゼラ

ふむ、では気をつけて行くように!!

レイ

......行ってきます。

タミヤ達とベルトコンベアに乗って、見送る雷蔵とゼラを見る。

そして、地上の灯りがレイを包みこむ.....。

レイ

.....!!

episode01 END

Next episode...

生け贄になった少女は光を見つける

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚