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期限付きの片思い
俺がブログの存在を知ったのはころちゃんが亡くなる3日前
その日ころちゃんからLINEが来た
そこにはさとみくんのブログのURLが貼ってあった
青
俺はそのブログ1件1件見ていった
俺はとにかくころちゃんに嫉妬した
だって、さとみくん、ころちゃんのことばっか書いてる、
俺のことは少ない、
まぁ、仕方ないか、1番辛かった時そばに居たのはころちゃんだからな、
俺はすべての記事を読み終えるとポロポロとなみだをながした
さとみくんとの日々を思い出し、空白の2年間を後悔して
ころちゃんになんでずっと黙ってたのって文句言おうと思ってたけど
俺がころちゃんの病室に訪れた時ころちゃんはなんか、ずっと寝てたし、起きる感じなかったから、
ころちゃんはそのまま目を覚めないまま旅立った
さとみくんの元へ
ころちゃんは全部のブログにコメントを残していた
俺もなんか書いてやろって思ったけどやめた
なんとなく、このままの方がいいような気がしたから。
さとみくんとは幼稚園の頃からの中でずっと仲良しだった
今日もお見舞い行こって思って行ったら急に酷いこと言われた
赤
桃
赤
そんなことを今まで言われたことはなかった。
桃
赤
俺が羨ましくて妬んでるのだと思ってた
あとから聞いた話だとさとみくんは数日前に長く生きられないことを言われたらしい
当時はそんなことも知らずに酷いことを言った
しかし、当時の俺は少し言いすぎてしまったがあんな言い方をしたさとみくんも悪い
と意地を張っていた
そのまま俺は高校生になった
新しい友達がいっぱいでき、バイトにも行きさとみくんのことを考える時間が減った
入学後立て続けに女子や男子から告られることが結構あった
だから最初ころちゃんに呼び止められたのも告白とかかと思ってた
でもさとみくんのこと話し出すからびっくりした
ころちゃんに無理やり連れて行かされたさとみくんの病室
少し大人びたさとみくんは前よりもぐんと痩せてて
笑ってたけど無理してるように見えた
ころちゃんのおかげで俺はさとみくんと仲直り出来た。感謝しかない
さとみくんと過ごせた時間は2ヶ月弱だったけど俺にとっては大事な時間だった。
さとみくんが亡くなってからまたつまらない日々に戻ってしまった。
そしたら俺のクラスの子がころん入院したらしいとか言うから急いで病院に向かった
赤
以前ころちゃんから直接心臓病って聞いたが、そんな、命に関わる重い病気だとは思ってなかった
青
赤
青
赤
青
赤
青
赤
しばらく沈黙が続いた
ころちゃんが絵を描き始める ころちゃんが鉛筆を持って絵を描く音しか聞こえない
それがさとみくんと重なって胸が痛くなった
赤
青
ころちゃんはそういって手を休めることは無かった
さとみくんも美味かったけどころちゃんも結構うまい
赤
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赤
青
赤
俺が聞き返すところちゃんはぷっと吹き出した
赤
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赤
赤
赤
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赤
青
俺は苦笑して病院をあとにした
まさかころちゃんまであとわずかな命だったなんて、とにかく驚いた
俺は帰りのバスで動揺してしまい危うく乗り過ごすところだった
俺はふと思い出した
さとみくんが生前
桃
そうかかれた手紙に当時はこの意味が分からなかった
きっとさとみくんはころちゃんの病気のこと、知っていたのだろう
俺はふとさとみくんが泣いていた日のことを思い出した
俺が病室に入るとさとみくんは目を真っ赤にして泣いていた
理由を聞いても何も答えてくれなかった
さとみくんはその日病気のことをしったのだろう、
ころちゃんはその後すぐ退院した
この頃から俺はころちゃんを気にかけるようになった
それは異性としてでは無くなんでさとみくんがこんなやつに恋をしたのか知りたかったからだ
赤
赤
さとみくんが生きていた時聞いたことがあった
桃
赤
桃
赤
桃
桃
さとみくんは病気だから遊びに誘うのをやめとこう 昔はみんなさとみくんに気遣ってそんなことを口にしていたのを思い出した
桃
赤
桃
桃
赤
そんな話をしたのをふと思い出す
それからころちゃんは1度も入院することなく健康な高校生と同じように毎日を過ごしていた