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4 - 𝑬𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆_Ⅳ 運命共同体

♥

38

2024年10月02日

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今度の打ち合わせ 会議室へ移動中

ぜんいち

マイッキー、ほんとになんで急に来たの?

マイッキー

えー?いやー、まあーなんでもいいじゃないっすか〜

マイッキー

どちらにせよ、僕らは一緒に居てこその『まいぜん』なんだから

マイッキー

僕ら《運命共同体》だもんねえ

ぜんいち

確かに、そうかもね⎛˶'ᵕ'˶ ⎞フフ

マイッキー

ꉂꉂ(*´ᗜ`*)あははっ

ぜんいち

o(〃^▽^〃)oあははっ

ガタンッ!

ぜんいち

マイッキー

なんの音だろ?

ぜんいち

確かになんの音かな

民間人

おい!

民間人

お前ら!そこ!

民間人

前見ろ!

民間人

違うぞ!上だ!

民間人

上を見ろ!

民間人

避けなさい!

民間人

間に合わnっ_!

ぜんいち

なにッ__

ぜんいち

ッ!

僕らがそこで見たのは

工事現場からクレーンで運んでいたらしき

鉄骨

だった

ぜんいち

マイっk__!((勢い良く振り返ろうとする

マイッキー

ごめんね、ぜんいちきゅん…((ボソッ

ぜんいち

ッ!

ドンッ

気がついたら背中を押されていて

ガシャーン!!

という鈍い音がした

その数秒後 真っ赤なドロドロした鉄臭いものが流れ出てきた

ぜんいち

ッあ…ポロポロ

鉄骨の少し端には誰かの緑パーカーの袖が出ていた

民間人

おい!兄ちゃん!大丈夫か!

民間人

救急車はもう呼んだからね!

民間人

誰かこの子に付いてやって行った方がいいのでは無いか

民間人

俺が行く!注意が遅れたのは、俺のせいだッ!

ぜんいち

…ぁッ

この時僕は涙なんて出なくて何が起こったのか分からなくて

ただただ、周りが騒々しく聞こえた

僕の視界には 真っ赤に染まってしまった緑のパーカーの袖に釘付けだった

見ていれば見ているほど緑だったかすらも分からないほどに赤くなっていくパーカーの袖は

今のこの瞬間の僕の世界にとって唯一、色彩を放っているようにも思えた

そこからは本当に早くて救急車が来て知らない親切な人と乗って

気づいたら病院だった

民間人

大丈夫だからな、君の友達はきっと、大丈夫…

ぜんいち

半ば放心状態の僕を自分に言い聞かせるように話してくれた

まるで幼子を慰めるように

手術が終わるその瞬間まで一緒に居てくれた

看護師

ガチャン))手術室の扉が開く

民間人

バッ))勢いよく立ち上がる

民間人

どうですか!先生

看護師

…フルフル

ぜんいち

ぁ…

民間人

ん…((横見

民間人

そう、ですか

看護師

見ますか

民間人

…どーする、兄ちゃん

ぜんいち

…行きますよ当然

民間人

本当に大丈夫か?

ぜんいち

はい、ここまでッ本当にッ…ありがとうございます

看護師

こちらへ

ぜんいち

マイッキー…?

看護師

恐らく、ほぼほぼ即死だったのではないかと思われます

ぜんいち

……

良かった、痛い思いはマイッキーにして欲しくない

なんて、良いわけないのに

マイッキーはきっとまだまだ世界を 色んなところを見て僕と居たかったはずなのに

出てくるのはそんな考えだった

何のために、僕らは一緒に行くって約束したんだ

もしかしたらマイッキーは、こんな事、予想してたのかも、なんて…

あるはずないのに

未来を知ってるなんて無いよ

でもさ、僕らは

《運命共同体》

なんじゃないの?

ねぇ、教えてマイッキー

キミは未来を知っていたの?

でも、…僕、ちゃんと約束したよ…

ちゃんと

ちゃんと“自分”が『死ぬ』方を選択したはず

なのになんで…

待っててマイッキー…

救ってあげる…

そう言うと彼の身につけているパーカーのポケットの中で何かが紅く光り輝いた

次の瞬間 一人の生きた少年と一人の亀の亡くなった少年の居る病室は赤い閃光で包まれた

一つの《運命共同体》として彼らは生きて有名になるのだ

その為に一人の生きた少年と一匹の亀の亡くなった少年の

親友が親友を両方を思うがために 今 二人の 世界の歯車が 廻り出す

𝑁𝑒𝑥𝑡➯➱➩♡25

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