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読者
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初めてAIイラストを生成してから1ヶ月。
秋彦のフォロワーはAI使用前の2倍に増えた。
作品をアップすれば、何かしらのメダルを貰うのは、当たり前になりつつあった。
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦は呆れながらも、自身の新作に多数の反応が来ていることに喜びを覚える。
秋彦
秋彦
とは言うものの、彼が使用しているイラストは、全てがAIが出力したものだ。
それどころか、近頃は文章すらAIを使用して書き始める始末。
秋彦のオリジナリティは、日に日に死につつあった。
秋彦
秋彦
秋彦は画面を触りながら、にやにやと口角を釣りあげる。
そう。
秋彦はi2iの標的を、アマチュアイラストレーターではなく、プロのイラストレーターの作品へと変えていたのだ。
それも、1度自分の人気を『横取りした』AIイラストメーカーに対抗するためだけに……
秋彦
秋彦
秋彦
さらに厄介なことに、スマートフォンの画面に映っているのは、劇場版アニメのシーン集である。
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
掲載元が合法だろうが違法だろうが、秋彦はお構い無しにダウンロードし、それをi2iによって別のイラストへと変えていく。
そのせいだろうか。 秋彦の生成する画像は、妬(ねた)んでいたAIイラストメーカーに並ぶ程のクオリティであった。
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
秋彦
だが、秋彦の勢いはわずか3週間でおとろえた。
人気を取られたAIアイコンメーカーが、秋彦に嫌がらせをした?
それとも、読者がAIを使ったイラストを許さなくなった?
――どちらも違う。
AIイラスト独特のタッチや、主体となる人物のポージングに、読者が飽きはじめたのだ。
こうして秋彦のアカウント……あっきんに対して、コメントするユーザーは、両手で数えられるほどになっていたのである。
あっきん
あっきん
あっきん
あっきん
あっきん
あっきん
あっきん
あっきん
はづき
はづき
あっきん
彼女……はづきは、AIイラストを生成し始めた頃からの、あっきんのフォロワーの1人だ。
はづき
はづき
はづき
はづき
あっきん
あっきん
はづき
はづき
はづき
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あっきん
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はづき
はづき
はづき
はづき
はづき
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あっきん
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はづき
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はづき
はづき
あっきん
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はづき
はづき
あっきん
あっきん
―とあるSNS―
はづきとあっきんが、雑談で盛りあがっている頃のこと。
このSNSの通報勢もまた、一段と盛り上がりを見せていた。
有志1
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有志2
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有志3
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証拠集めに燃える通報者は、知る由もない。
彼がはづきを意識して、更なる罪を犯すことになるなど……