転校してきたアホ美はクラスの生徒達に衝撃を与え続けた
転校初日から幸枝の言葉に反発し
権田沼奈穂美
幸枝の目の前で友美に手を差し出した
机の上にお弁当の中身をぶちまけられても
権田沼奈穂美
そうなることを予測して予め机を除菌シートで拭いていたり
黒板に落書きをされても全く気にする素振りを見せなかった
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
アホ美の強さに驚きつつも憧れの気持ちを抱き始めた友美
けれど友美がアホ美のように振る舞えるはずもなく
落書きは幸枝の指示によって友美の手で消されることとなった
その後も幸枝の行動はエスカレートしていき
転校四日目の朝
友美の机にアホ美の上履きが入れられていた
金田友美
幸枝の書いた手書きのメモ
従いたくはなかったが
逆らえば更なる地獄が待っているかもしれない
激しく揺れ動く友美の心
その時、勢いよく教室の扉が開きアホ美が現れた
権田沼奈穂美
金田友美
上履きを履いて現れたアホ美に幸枝達は驚き絶句する
上履きは確かに友美の机の中に入れられていた
でもアホ美は上履きを履いている
驚いた幸枝に鋭い視線を向けられ
友美は必死に首を横に振って否定した
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
明るいテンションのアホ美が幸枝の方を向いて笑う
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
昼休み
幸枝の怒りの矛先が自分に向くことを恐れた友美は
逃げるように学校の裏に避難していた
権田沼奈穂美
そこに突然アホ美が現れ
金田友美
驚きつつも上履きのことを謝罪
金田友美
金田友美
震える手で幸枝のメモを手渡し
机の中に上履きとこのメモが入っていたことを説明
権田沼奈穂美
金田友美
友美の話を聞いたアホ美は怒りを露にするも
すぐに冷静になったのか優しく問いかけてきた
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
友美は信吾に声をかけられてそれに答えただけだったのだが
それを幸枝は酷く誤解し
そのせいで酷いいじめの標的になってしまった
友美がこれまでのことを全て打ち明け
担任、安藤の酷すぎる対応にショックを受けたことなども告げると
権田沼奈穂美
アホ美は安藤に対して怒りを露にしていた
金田友美
権田沼奈穂美
金田友美
金田友美
金田友美
幸枝の支配するあのクラスで
友美の味方になってくれる人は一人もいなかった
唯一、味方をしてくれた蓮斗も標的になり手を引いてしまった
あのクラスにはもう自分を助けてくれる人なんていない
友達なんてできるはずかない
ずっとそう思って過ごしてきた
アホ美が転校してきてもそれは変わらないと思っていた
その時
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
金田友美
アホ美の力強い言葉が
友美の傷ついた心をぐっと掴んだ
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