ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
第1ゲームなるものを突破したらしい 俺たちは出てきた隠し扉へと進む
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ホテルにしては豪華すぎる部屋だ
水色を基調とした壁に大きなベットが 2つ、また更にその奥に扉は無いが部屋 が続いており、そこらのマンションの 一室より全然広い
装飾もとても派手な訳では無いが 統一されており、シンプルではあるが それでいて、どこか華やかさも 感じられる
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だけど、、、
ホテルの一室ならなぜあんなところに 隠し部屋みたいなものが あったのだろうか
ただの風呂ならあんな隠された感じで 部屋があったりしないだろう
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この部屋の手がかりを探しに進もうと すると
???
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きんときのまえにひょこっと影が現れる
きんときと僕はとっさに距離をとる
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きんときは僕とその出てきたやつを 交互に見る
kn
そいつはどっからどう見ても僕だった
服装こそ違うけれど声も、顔も、身長も
まるで自分のドッペルゲンガーにでも あったような気分だ
???
???
続いてその後ろから出てきたのは
きんときと全く同じ声、顔、身長を している男だった
???
???
???
???
???
???
へらへらにこにことしながら喋る男
こいつらがさっきの奴らか、、、
さすがに苛立ちを抑えられないのと、 早くみんなと合流しないと、
なによりきんときの身に なにかあったら、、、、、
普通に僕が殺される!!!! なかむに!!!!!
先手必勝、どちらにしろ奴らを倒せば ここから出れるだろう
そう思い一気に距離を詰める
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彼の頭めがけて勢いよく足を振りあげる
当たれば気絶するだろう
しかしその足をふと掴まれる
僕に似たやつではない、もう1人の 男が僕の足を掴み止めている
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まさか止められるとは思っていなかった 僕は思考も動きも一瞬止まる
その一瞬をそいつは見逃さなかった
みぞおちへと蹴りが命中し壁まで 吹っ飛ばされる
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きんときが慌てて近寄ってくる
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???さんありがと〜
???
???
???
こいつの蹴りの威力半端じゃない、、、
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???
???
???
???
???
???
???
簡単でしょ?
???
主からの命令だしね
???
???
結構結構!
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きんさんが心配そうに見てくる
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まだ痛むがどうにか平然を装い 立ち上がる
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???
???
???
???
いいよね?
???
???
???
???
???
さっきのやつも驚くほど強かった
しかも話を聞くにこいつは僕のコピー
、、、、、、。
こんなのどーやったら勝てるんだよ!!
なんて弱気になってるうちに相手は 距離を詰めてくる
???
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すんでのところで蹴りを躱す
しかし次の瞬間腕に痛みが走る
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右手を見るとそこには
赤色のペンが刺さっていた
???
???
???
決めてないし〜?w
???
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僕は反撃のために距離を詰める
相手の蹴りを躱し、自分も躱される
何度か激しい攻防を繰り返した時だった
僕は何かに引っかかりゆっくりと 背中から地面へと落ちていく
どうやら手帳に引っかかったようだ
???
???
彼は待っていましたとばかりに俺の上 へとまたがる
彼の手にはさっきとは違うペンが 握られていた
???
???
彼は不敵な笑みを浮かべながらペンを 振り上げる
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愚かだったね!!!!
br
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『Detroit Become Human』 発動時Androidのようなものになる。型には探索型と戦闘型がある。探索型は自分の血が着いている相手の位置を正確に把握できたり、血を舐める(摂取する)ことでその人の個人情報や位置も分かってしまう。(情報量は摂取する血の量による)戦闘型は自分の血であれば自由自在に操れる。形も硬さも変幻自在。
僕は刺された時に出た自分の血液を変形させ縄のようにして彼の手からペンを 払い落とす
???
その勢いでそのまま隙だらけの彼を その縄みたいなもので縛りつける
このまま縛り殺したりすることも できるだろう
br
思った?
br
???
???
br
???
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言う気は無いわけ?
???
???
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???
失態見られたくないし
???
やって欲しいな
br
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彼は静かに目をつむった
kn
???
???
目の前の自分は話しかけてくる
kn
???
???
あるとでも?
それはその通り
こいつはさっきぶるーくの攻撃を止め、 吹き飛ばした張本人
あのぶるーくを、だ
???
kn
kn
???
創り出されたからねぇ
???
kn
こいつをやっつけないと部屋から 出られない
このままでは一生なかむたちとも 合流できない
そしてなによりぶるーくが心配だ
???
彼が距離を詰める
彼の速さに対応できずにそのまま 彼の拳によって吹っ飛ばされる
kn
壁に当たった勢いでかべにかかっていた 額縁が落ちる
kn
???
彼はさらにそのまま俺を殴る
それこそ気を失いそうになるほどに
kn
kn
口の中が切れたのだろう
口から血が溢れる
???
???
kn
???
???
???
また殴るからね?
???
彼は俺から離れる
???
kn
???
???
???
彼は振り向きそんな言葉を かけてくる
明らかな軽蔑の目だ
???
???
???
終わりだよ
???
足でまといになるかもね?
???
kn
???
???
kn
kn
???視点
kn
???
『友達』、、、、
その言葉を聞くと何故か胸が苦しくなる
頭の中にかつての友人の顔が 浮かんでくる
彼はホテルのオーナーだった
そして僕は画家
彼のホテルにも行ったことがあるし
僕が描いた渾身の絵画も いくつか飾られている
僕は彼を友人だと思っていた
そう、思っていたのだ
このホテルの本当の存在理由を 知ってしまった
そんなことは別に良かった
ただ、言って欲しかった
相談くらいして欲しかった
そして彼は死んでしまった
自分の意思、で、、、
僕に結局隠し事をしたまま
彼は僕を苦しめたくなかった のかもしれない
もしかしたら僕に話したら 止められると思ったのかもしれない
彼に悪気はなかったのだろう
ただ僕は
何故かそんな彼が許せなかった
勝手に裏切られた気でいた
その時からもう僕は人の事なんて 信じることが出来なくなった
友達、なんていったって 結局人は裏切る生き物なのだ
もしかしたら彼にとっては僕は 友達、なんて大層なものでは 無かったのかもしれない
勝手な妄想だったのかもしれない
仲間、友達、絆
そんなもの何かあれば一瞬で 直ぐに崩れ落ちていくものだ
自分のためであればいつでも 相手を裏切ってしまう
どこかで一線を引いている
ただの上辺だけの言葉だ
俺はそんな言葉が嫌いだった
???
???
???
しれないだろっ、、!!!!
???
???
???
???
???
???
???
どんどんと言葉が溢れてくる
性にも合わず叫んでしまってもいる
苦しい、苦しいっ、、、!!!
呼吸が荒くなっているのも分かる
肩を揺らしながら視線を床に向けて いると
その床に影がおちる
しまった、油断していた
相手にここまでこさせる隙をつくって しまった
もう終わりだ、ここで自分は終わるんだ
彼に殺されるんだ
そう悟った
しかし彼は予報外の行動に出た
彼は正面から俺の事を抱きしめていた
なんで、こいつは、、、 何をしてるんだっっ、、!!!
???
???
???
???
???
kn
kn
???
何をしてるんだこいつは
目の前にいるのはさっきボコボコに された相手だぞ?
???
???
???
ポケットからパレットナイフを取り出す
普通の包丁などよりは切れ味が 良くないだろうが人くらい簡単に 殺せるだろう
彼の首元にナイフを突きつける
???
お前の首切るからなっ、!!
???
kn
kn
なんてどうせ上辺だけの関係だと
言ったね、、、
???
???
???
kn
kn
彼はさらに俺を抱きしめてくる
???
kn
kn
kn
???
kn
kn
???
kn
kn
kn
踏み出せるんだ
kn
kn
kn
することが出来てしまう
kn
???
自然と涙がこぼれる
彼との昔の記憶が呼び覚まされる
彼はまだ僕が有名でもなんでもない 時から僕の絵を1番ほめてくれていた
昔は誰もが笑うほどに、それこそ 画伯(笑)と呼ばれる程には 美術の才能が無かった
誰が見ても下手くそだった
でも、僕は画家になりたかったんだ
それを言ったらみんなに笑われた
お前が?w、なれるはずないよw、 安定な職では無いし、才能も、、、
誰も応援してくれる人なんていなかった
彼以外は
彼は僕のイラストと僕の画家になりたいという夢を聞いた時、1番に 応援してくれた
お前ならなれるよ!!!
僕が???のファン1号だねっ!!
そう笑顔で言ってくれたことを 今でも忘れない
あの彼に俺は救われた
そこから俺は死ぬほど努力した
辛い時もあった、全く評価されないことなんて普通にあった
それでもいつも彼が応援してくれた
彼という存在が今の俺を作り上げて くれたんだ
???
kn
kn
あったんだと思う
kn
kn
???
???
???
kn
kn
彼は俺の目を見る
kn
kn
いいんじゃない?
そうって笑った
その笑顔がかつての友人と重なる
次々と思いが溢れ出てくる
それをどうにか抑えることで 精一杯だった
kn
kn
kn
kn
???
???
???
???
???
kn
kn
kn
彼は1発僕の頬を殴る
どうって事ないただのパンチ
だけど
何故か今までくらったどのパンチよりも
ズシン、と重く響いた気がした
kn
???
???
しようかな
kn
???
???
???
ありがとう
俺はこの世界からの出口をつくる
彼の前に鏡が現れる
kn
???
kn
???
kn
つぎの瞬間彼は俺の手を掴んで 強引に鏡へと引き寄せる
突然のことにバランスを崩した俺は
そのまま現実世界へと戻る鏡へと 入ってしまった
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
のボリュームでお届けしました
ぱんけーき
ぱんけーき
💬🤍沢山ください、、、、((
ぱんけーき
お願いします!!!!
ぱんけーき