テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
本編から数ヵ月後、秋
「私」
クラスメイトA
「私」
少しずつクラスにも馴染んできて、仲がいい子は何人ができた
クラスメイトA
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
戸部くん
「私」
戸部くんは、秋になった今でもなにも変わらない
美術室
「私」
私は、美術部に入っていて来年の春に出すコンクールの絵を書いていた
キーンコーンカーンコーン(チャイム)
放送
「私」
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
やっぱり、戸部くんって意味が分からない
帰り道
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
戸部くん
「私」
「私」
クラスLINE
クラスメイトB
クラスメイトB
クラスメイトC
クラスメイトB
クラスメイトC
クラスメイトB
クラスメイトB
戸部くん
なんて、いつもと変わらず他愛ない話で盛り上がっている
「私」
クラスメイトA
クラスメイトB
担任
「私」
担任
戸部くん
クラスメイトC
戸部くん
クラスメイトC
担任
みんな
戸部くん
戸部くん
戸部くん
「私」
私は今、自分がどういう気持ちなのか分からない
嬉しくなんて全然ないけど不思議と悲しい気持ちもない
やっぱり〝よく分からない〟
戸部くんが転校して、もうすぐ春
「私」
クラスメイトB
「私」
戸部くんが引っ越して結構経った けど、戸部くんへの気持ちはよく分からない
クラスメイトC
クラスメイトA
クラスメイトC
クラスメイトB
「私」
クラスメイトC
あれ…なんかいつもよりワクワクしてる…?変なの
「私」は変な気分のまま家に帰った
「私」の部屋
「私」
私は、変な気持ちのまま1週間を過ごした
一週間後
「私」
クラスLINE
クラスメイトD
クラスメイトB
クラスメイトB
クラスメイトC
クラスメイトD
クラスメイトB
クラスメイトB
クラスメイトC
戸部くんが…交通事故にあった…? そして…死んだ…?
私の視界は真っ白になって、静かにスマホを閉じた
「私」
「私」
もう、なにも分からない
今、私がどこにいるのかもなにしてるのかもなにもかも
分からない
そんなわけがない
戸部くんが死ぬわけない
そう思いながら私は寝た、忘れるために
戸部くんの葬儀
私は1ヶ月ぶりに外に出た
日の光が眩しくて、刺すように痛い
「私」
クラスメイトA
クラスメイトC
久し振りに見た学校のみんなは棺の前で泣いている
クラスメイトB
花を手向ける?なにに?
戸部くんは、死んでない
あの棺に入っているのは戸部くんじゃなくて他の人
「私」
棺の前へ
「私」
私の賭けは外れだ
「死んだのは戸部くんじゃない」 そう、心の中で賭けをしていた
けど、棺にいるのは間違いなく戸部くん
血の気もないし、服も真っ白だし、全然違うけど戸部くんだ
「私」
「私」
久し振りに涙を流した
「私」
「私」
棺の中の戸部くんへ必死に語りかけ
クラスメイトA
「私」
「私」
私は、泣き叫んだ
ずっと_____________
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!