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私の個人的事情により実家を出て亡き祖母の家に住む私の元に一通の手紙が届いたのが始まりだった。 それは… 亡き祖母の友達の孫、藤宮 善。 彼が私の同居人としてやって来たから大変。 学校で有名なイケメン男子の藤宮 善、彼は私の思った奴とは違ってた。 そんな彼からある提案をされてビックリ。 これからどうなるのか…
◇秘密厳守につき互いを守るべし◇
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
朝の挨拶大事でしょ!
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
藤宮 善
支倉 亜湖
嘘でもさぁ気になるじゃない。だってもう状況が変わったんだから、ドキドキくらいするよ。
西成学園
2年
この日、私はあまりに緊張していた。 藤宮 善の彼女だと自分だけが知っている事が挙動不審を招く。 始めに私の様子に気づいたのは友達の七海。
七海
支倉 亜湖
七海
藤宮 善様が、ねぇ…
七海
支倉 亜湖
七海
支倉 亜湖
七海
七海
支倉 亜湖
七海
七海
支倉 亜湖
廊下から女子の黄色い声、ざわつきが耳に入る。 いつもの変わらない光景に、私だけが違っていた。 クラス前の廊下を通る善。 目で追うが善は私をチラリとも見なかった。
佐々井 臣(先生)
クラスの声
実はもう一人、女子に人気のイケメン先生がいるんです。 佐々井 臣先生。 校内には絶対一人や二人、人気の高い先生がいたりする。 臣先生はあの藤宮 善と同じくらい女子の視線を集めている。
先生もカッコいいんだよね~
クラスの声
クラスの声
クラスの声
橋川先生は結婚して赤ちゃんを授かって今4ヶ月、安定期前で悪阻がひどいとの事。 代わりに臣先生がしばらく担任の代わりをしてくれるらしい。
クラスの声
クラスの声
佐々井 臣(先生)
クラスの声
みんなは勉強時間より、勉強とは建前の本で誤魔化し、こっそり寝たりスマホ触ったりしたいだけだ。
臣先生はただ本を読ませる訳じゃない、当然のように課題付き。
佐々井 臣(先生)
クラスの声
クラスの声
クラスの声
佐々井 臣(先生)
図書室
扉を開けた一番先に感じる空気がひんやりとし、本の独特の香りが鼻を擽る。
七海
支倉 亜湖
七海
支倉 亜湖
七海
もう、七海… やる気ないね、私もだけど。
図書室窓の側に立つと見える校舎。 クラスの違う善がいる教室も見えている。
善、何してるかな… 勉強に決まってるけど、、 ん?
スカートのポケットの中にあるスマホが振動。 七海やクラスのみんなに気づかれないよう本棚の奥に隠れるように行く。
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
まさか、教室から私が見えた?
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
ん!?
支倉 亜湖
藤宮 善
藤宮 善
……は?
何を言ってんの?
摘み食いって、なんか……
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
な、なんだとー!!
と、怒りの文句を善に送るため打ち込んでいた時だった。
佐々井 臣(先生)
うわ!?
臣先生!!
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
あー、バレバレじゃん
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
臣先生は私の手にあったスマホを簡単に奪い取った。貸しなさいと言われても貸すはずないと知っている先生だからまるで何かの技のように私の手からスマホを取り上げた。
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
藤宮 善
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
藤宮 善
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
藤宮 善
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
棚の奥、それは人を欺ける死角。でも校舎が見える場合に限り死角とは言いがたい、なぜなら校舎からもこちらが見えるからだ。 かといって今は授業中のため、視線は黒板に。
先生っ…
佐々井 臣(先生)
私は今、臣先生に背後から腕を首に回されている。 あまりに驚くが目の前には臣先生が持つ私のスマホ。 その画面には…
藤宮 善
善!?
先生に言ってるの?
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
って否定しちゃった… 嘘カノなのに、どうしよう
佐々井 臣(先生)
臣先生はそう言って私を離してスマホも返してくれた。 そして微笑んで言った。
佐々井 臣(先生)
支倉 亜湖
臣先生がなぜあんな事言ったのかはわからない。 でも、私はスマホを握りしめ窓から見える校舎を見ていた。