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ナーチェス

さて、俺らもやるか

ヴィーナス

あら?仲間を待たなくても良くて?

ナーチェス

仲間いなくとも俺一人でお前を潰せるからな

ヴィーナス

ふふっ…

ヴィーナス

大変面白くない冗談ですね

ナーチェス

冗談じゃねぇよ

ナーチェス

事実に決まってんだろ?

ヴィーナス

そう…

ヴィーナス

なら、少し痛い目を見てもらおうかしら

突如何も無い空間から黒い腕が伸びナーチェスの頬を掠める

ナーチェス

っ…!?

ヴィーナス

やはり命中率は低いわね

ヴィーナス

苦手なものは使わない方がいいわね

ナーチェス

なるほど…

ナーチェス

先制攻撃ってやつか…

ナーチェス

まぁあれだけ煽ったからね

ナーチェス

手が出るだろうとは思ってたけれども

ナーチェス

その方法が予想外だったわ

ヴィーナス

優しい私が攻撃する時合図してあげようかしら?

ナーチェス

ほぉ?

ヴィーナス

例えば……

ヴィーナス

辺りを警戒しときなさい

その言葉の後にナーチェスの近くの空間が一瞬歪みそこからあの黒い腕が飛んでくる

ナーチェス

(よけれるが、ここは当たっとくのが吉か)

ナーチェス

ぐっ…

ヴィーナス

あら?

ヴィーナス

素直に受けるなんて

ナーチェス

なにか不思議か?

ヴィーナス

てっきり予告したから避けるものだと

ナーチェス

避けたその先に別の攻撃手段があるのは見えてんだよ

ヴィーナス

バレてましたか…

ヴィーナス

とはいえあなたはこちらに近づくのは難しくなくて?

ヴィーナス

命中率は低いとはいえ遠距離攻撃を持ってる私と近距離しかできないあなたでは…

ナーチェス

遠距離攻撃も俺は持ってるが

ナーチェス

ここは俺じゃなくてこいつに頼もうかな

ナーチェス

火竜!豪火球だ!

火竜

ピュイ!

ヴィーナス

!?

突如ナーチェスの背後から火竜が現れ深紅の炎をヴィーナスにぶつける

ヴィーナス

うぐぁ!?

ナーチェス

油断したな

火竜

ピュイピュイ!

ヴィーナス

このクソトカゲがぁ!

異空間からいくつも黒の手が放たれる

ナーチェス

当たらなければ…

ヴィーナス

私を舐めるなぁァ!

火竜

キュイ!?

ナーチェス

なっ!?

ナーチェス

(的確に火竜を捕まえたのか?)

ヴィーナス

小賢しいんだよ!

火竜

キュ……

ナーチェス

そろそろその手を離しな!

黒の手をナーチェスの剣が切断する

火竜

キュイ!

ヴィーナス

逃がすかァァァァ!

ナーチェス

追わせない!

ナーチェス

【フレア】

数多の黒の手を火の粉がかき消して行く

ナーチェス

ようやく本性を見せてくれたな

ヴィーナス

その汚らしいトカゲをこちらに渡せ

ナーチェス

断る

ナーチェス

俺の相棒だからな

火竜

ピュイピュイ!

ヴィーナス

なら……

ヴィーナス

2人まとめて消し飛ばしてやる!

ヴィーナス

【生命 退化の光】

ヴィーナスの瞳から真っ直ぐに光が放たれ咄嗟にそれを避ける

ナーチェスの後ろにあった巨木は苗木にと戻る

ナーチェス

(おいおい…)

ナーチェス

(あんなもの俺が受けたら…)

ヴィーナス

仕留め損ねたか…

ナーチェス

危ねぇな…

ヴィーナス

(闇雲に放ったところで当たらない…)

ヴィーナス

(1度奴を動けなくさせれば…)

ヴィーナス

仕方ありませんね…

ヴィーナス

私もあなたと同じ土俵に立ちましょう

そういうと異空間から1本の剣を取り出す

ヴィーナス

【生命の剣 ペル】

ナーチェス

女神様ともあろうお方が剣を構えるとは

ヴィーナス

知的生命体とは過ちを犯すものです

ヴィーナス

それを制裁するのも私の役目

ヴィーナス

それ故に刃を向けることもまた然り

ナーチェス

神ならなんでもしていいと考えてるのか

ヴィーナス

神がいるからこそあなたが居るのですよ?

ヴィーナス

あなた達は神によって管理されてるのです

ナーチェス

随分と偉そうなやつだな

ヴィーナス

神が偉くてなにかおかしくて?

ナーチェス

己の権利をただおもむろに振るようなやつが神だとか偉いとか言ってんじゃねぇよ

ヴィーナス

力あるものが偉いのよ?

ナーチェス

これは何を言っても通じないようだな

ナーチェス

それならそれで構わない

ナーチェス

お前のやってる事は間違いだということをその身に刻んでやろう

ヴィーナス

神の存在を低く見ているあなたは私を殺めるなど不可能なんです

ヴィーナス

殺めるどころか傷をつけることすら…

ナーチェス

その癖して俺の相棒にやられてるぜ?

ヴィーナス

ふふっ…

ヴィーナス

揚げ足を取るのがお好きなようで

ヴィーナス

そんなところが私は……

ヴィーナス

ヴィーナス

大っ嫌いなんですよォ!

ヴィーナスの剣がナーチェスを襲う

すかさずナーチェスも剣を取りだし攻防を始める

ヴィーナス

私の攻撃に守ることしか出来ないあなたは非力で仕方ないですねぇ!

ナーチェス

ちっせぇところでマウントをとるなよ恥ずかしい

ナーチェス

なかなかに器の小さな神様じゃねぇかよ

ヴィーナス

まだ私を煽るほどの元気はあるようですね

ヴィーナス

ですがこうなると話は変わりますね

ナーチェスの後ろからあの黒い手が伸び腕をがっしりと掴まれる

ナーチェス

!?

ヴィーナス

油断しちゃったみたいね

ナーチェス

くっ…

ナーチェス

(片腕が使えないだけでもまずい)

ナーチェス

(それだけで体勢を立て直すことが難しく)

ヴィーナス

さぁ!これであなたの最期です!

高くふりかざした剣がナーチェスの体を引き裂いていく

ナーチェス

うぐぁぁぁぁぁ!!

ヴィーナス

あなたの命は私の剣に吸われていきます

ヴィーナス

そして吸ったその分力を得れるのです

ナーチェス

はぁ…はぁ……

ヴィーナス

一方的にやられる気分はどうですか?

ナーチェス

はぁ………

ナーチェス

陰気くせぇ女だな

ヴィーナス

ヴィーナス

この減らず口がァァァァ!!

再び横なぎの攻撃がナーチェスの体を引き裂いていく

ナーチェス

ぐぁぁぁ!!

ヴィーナス

しぶとい人ですね全く…
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