紫音さんが亡くなってから
僕は紫音さんの事を真似た。
今羽織ってる羽織だって
紫音さんと同じもの。
一人称も紫音さんと同じ僕。
そうやってたくさん真似てきたけど
どうしても真似できないものがある。
それはー。
万里
うーん…
万里
やっぱり…
万里
おはぎとご飯合わないよねぇ…
はぁ…とため息をつく。
紫音さんは何故かおはぎとご飯の組み合わせが好きだった。
万里
おはぎはあんこだし…
万里
はぁ…
なんでおはぎとご飯を合わせた?
僕は遠い目をして虚無を見つめる。
万里
あんことご飯…
万里
無理…
そう呟くと僕はまた、ため息をつくのだった。






