先に言っておきますが
この物語は全てフィクションです。
歴史上の人物である織田信長は本来ならば
1582年6月21日に本能寺の変で亡くなるはずなのです。
ですが織田信長が生きていたら、今の世界はどのように変わったのか
私なりに想像をして書いてみたいと思います。
もし、本当に織田信長が生きていたとしても
この物語のようにはなるはずがないので―
それと、私は歴史のことはあまりよく知らないのでいくつか間違いがありますことを承知ください―
1582年6月20日
森蘭丸
嫌な気配がします…
織田信長
何を言っている?蘭丸
森蘭丸
信長さまの身に良くないことが起こるような…
森蘭丸
信長さま、少し遠くへ出掛けませんか?
織田信長
何故だ?
森蘭丸
信長さまが亡くなられるようなことがありましたら困ります…
織田信長
私がそうなるとでも?
森蘭丸
それは…
織田信長
よし、蘭丸のいうことを信じてみようではないか
織田信長
戦続きで少し疲れているし気分転換にでもするとしようか
森蘭丸
私が付き添います…
翌日
明智光秀
おい、織田はどこだ?
家来
いないのですか?何も聞いていませんが…
明智光秀
本能寺の中にはだれもおらん
明智光秀
やられたか
家来
もぬけの殻、ですね
明智光秀
何をのんきなことを…探すんだ
織田信長
お前の言う通りだったよ
森蘭丸
はい?
織田信長
先ほどな家来に会ってきたのだが…明智が本能寺を包囲していたらしい
森蘭丸
でももう誰もいなかった、ってことですよね…
織田信長
そういうことだな。わっはっは
それから長い年月が経った
信長は、戦が今までも、これからも続くような法律を作ってしまった。
その法律は全国の人にあまり知られていないらしいが。
だが、あらゆる場所の看板に戦をし続けなければ処刑をするというものが書かれている。
この日本では人口がどんどん減少している。
男は戦にいき、女は家を守る。
子供など、あまり生まれることもなく…
死ぬ人が増えるだけの、余計な法律を作った信長。
やはり、本能寺の変で自害した方がよかったのだ。
今の平和な日本にはならなかったのではないか―