コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
みなみ
今日は、何をされるのか考えただけで嫌気がさす。
ガラガラガラ
まだ誰もいない教室
みなみ
私はおもむろにほうきと雑巾を手にしてくるみさんの机や椅子、ロッカーの掃除をする。
あの日から当たり前のように課せられた仕事。
かえで
みなみ
かえで
かえで
みなみ
みなみ
かえで
8時、くるみさんが登校してくる時間
れいな
かえで
くるみ
私…生贄になった人はくるみさん達に話しかけられる時以外口を聞いてはいけない。
くるみ
かえで
くるみ
くるみ
れいな
くるみ
くるみ
みなみ
れいな
れいなは、鉢植えの下にあった。受け皿を手に取り、溜まっている水を…
みなみ
冷たい。
水に少し溜まっているわずかな土が髪を伝って顔にかかる。
みなみ
しかし、生贄は黙ることしか出来ない
喋れば、もっと酷いことが待っている
れいな
れいな
かえで
かえで
くるみ
れいな
立って雑巾を取りに行こうとした私をれいなさんが止めた
れいな
みなみ
れいな
みなみ
まさか
れいな
いやだ…
れいな
みなみ
れいな
しまった…
みなみ
れいな
みなみ
れいな
みなみ
れいな
みなみ
這いつくばって床を舐める。
なんて汚らしく滑稽なんだろう…
みなみ
土の味と床に溜まった埃、消しゴムのカスや小さな虫の死骸が、口の中に入ってくる。
みなみ
吐き気がする。
れいな
かえで
くるみ
クラスメイトも先生も助けてくれない
助ければ次は自分なんだ…
くるみさんには先生も迂闊には手出しできない。
みなみ
掃除し終わった後、私は直ぐにトイレに入って吐き、泣いた。
みなみ
誰も助けてくれない。親友だったりなもあれから話していない。
みなみ
そんな事を思っても死ぬのも怖い
私は、仕方なく教室に戻った。
今回も好評なら続きます。
読んで頂き ありがとうございました!!!