｢ 善 ｣ と ｢ 悪 ｣ の 境 界 線 .

ｶﾞﾁ ｬ .

君は私に無邪気に問う .

私は少し間を開けてから君に言う .

そう言って" 偽りの笑顔 "を私に見せる君は .

紛れもなく美しかった .

君は何となく聞かれる事を察しているようだった .

遠くを見つめながら君は言う .

以外な回答が返ってきた .

でもそれが本当に本性なのかは分からない .

だけど次で決まる .

やっぱり君は凄いや .

きっと動揺してるはずなのに顔には出さないなんて .

そんな上手い嘘ついたって .

私には全部お見通しだよ .

君は剛翼で作った武器を私に向ける .

私は両手を上げる .

そんな返答をされると困るのはこっちなんだよな〜 .

君は私に問う .

君と過ごした時間はかけがえのないもの .

初めて" 楽しい "って思えた時間だから .

きっと公安側は君の事を知っている人を .

容赦なく殺すはず .

それも絶対君に殺させる .

だから .

君の手を汚さない為にも .

私は自分で死ぬよ .

落ちる感覚ってこんな感じなんだ .

なんか感動 .

あれ…？ .

いつまで経っても地面に着かないんだけど .

私はそっと目を開ける .

君は眩しいほどの笑顔を私に向けた .

きっとそれは本性なんだろう .

きっとこの言葉も .

「 善 」と「 悪 」という境界線がなければ .

「 敵 」と「 ヒーロー 」という境界線がなければ .

私から君に伝える事が出来ただろうか .

これは敵とヒーローが恋する物語 .

『ろうのコンテスト』 2作品目

恋愛部門 ヒロアカ読切作品

｢ 善 ｣ と ｢ 悪 ｣ の 境 界 線 .

[完]

┈┈┈┈┈ 後書き ┈┈┈┈┈

ろう様！！！

2作品目も書かせて頂きありがとうございます！

部門なんですけど、ちょっと恋愛の方に

近くなってしまったので恋愛部門になりそうです‪😖💧‬

こっちは正直没作かなとは思いますが

皆様良ければいいねやコメント沢山お願いします！

それでは！🙌🏻💗