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リクエスト集 2

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リクエスト集 2

4 - 色彩に染めて2

♥

1,010

2023年02月22日

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赤愛され

色彩に染めて2

黄ちゃ!!✨おかえりなさい!!

生徒会のドアを開けると

僕達の天使が満面の笑みで

ぎゅっと抱きついてくる

ただいま、僕のお姫様

んへへ//

頭を優しく撫で

おでこにキスをすると

赤は擽ったそうにくすくすとまた笑った

僕達より1つ年下の彼は

元々頭が良かったので

今や飛び級で僕達と同じ学年である。 (無理やり進級させた)

赤も僕達と一緒に卒業出来ると言って

喜んでいるので問題はなし。

すると椅子に座ってた青ちゃんが

こちらを向いて口を尖らせる

も〜、赤くん

ほら、僕のとこ戻っておいで

どうやらさっきまで

青ちゃんの膝に座っていたらしい

青ちゃんが両手を広げるが、赤は

頬擦りしたくなるような

白い頬っぺをふくらませて

僕にぎゅっと抱きつく

やだ

青ちゃんすぐ首にちゅーしてくるんだもん

ほら、と少し怒ったように

首元の制服を指で引っ張った

そこには僕達で付けた

沢山のキスマーク

えぇっ....

項垂れる青ちゃんに

今度は資料を整理していた

紫ーくんが両手を広げた

じゃ、俺のとこおいで

紫ーく!✨

あっ、と気づいた時には

赤は嬉しそうに僕の腕から抜け出して

紫の彼に抱きつきに行ってしまった

小さな温もりが

急に無くなって

少し悔しくなっていると

青ちゃんが煽るように

ニヤニヤと僕を見てくるので

彼の机のそばにあったバナナを

無言で食べてやった

僕のばななぁぁぁぁぁあ!!

赤を生徒会に

強制入会させてから

約半年以上が経つ

彼は

日常の物足りなさに

退屈を感じていた僕達に

舞い降りた天使であり

今は僕達のお姫様だ

桜が舞うあの日。

入学式なのに

ろくに出席もせず

赤い髪を揺らし

校庭の桜を見上げ立っていた彼。

自由で儚げで

けれど何色にも染まらない君に

僕達は一目惚れした

あの子を手に入れたい

あの子がほしい

僕達だけのものにしたい

僕達色で染めたい

だから着々と準備を進め

彼の弱みを握った

予想通り

愛に飢えていた彼は

すぐ僕達色に染まってくれた

今や不良の面影もない

「きゃーー!!//生徒会よ!!」

「昼休みに見られるなんてめっちゃレアじゃない!?」

「やっぱ、かっけーなぁ....」

「今日も美しすぎる....」

昼休み。

そこら辺にいる

モブ的存在な俺は

4時間目が終わって教室に

帰ろうと廊下を歩いていた時

男女ともに黄色い悲鳴が聞こえて

思わず振り返った

そこには

腕に生徒会のテープをつけた

彼らが歩いてくるところだった

先頭には

黄色い髪の黄生徒会長

1番後ろの2列には

会計の青先輩と監査の紫先輩

そして真ん中に

副会長の桃先輩と書記の橙先輩に

腕を組まれ、

全員から守られるように

歩いているのは

生徒会の姫....赤。

....彼は俺の親友だった

もう話すことなんて出来ない

高嶺の花になってしまったけど

不良に絡まれていた俺を

彼が助けてくれて

そこから仲良くなって....

ほんと短い期間だったけど

赤は不良の癖に優しくて格好良くて

自慢の親友だった

「きゃー!!青先輩が手振ってくれた!!!」

「橙先輩、空手で大学生相手に優勝したらしいぜ」

「桃先輩....相変わらず今日も塩でかっこいい//」

「紫先輩、全国模試また一番らしいよ」

「黄先輩に罵倒されたい....」

でもそれはもう過去の話。

「えっ、今日姫いるじゃん!!」

「めっちゃ珍しくない!?」

「はぁぁぁぁ....やっぱめっちゃ可愛い」

「それな天使過ぎ....」

「抱きたい....」

「おまw殺されるぞw」

「だよな〜w」

彼は変わってしまった

真っ赤だった髪も

随分落ち着いてしまったし

お気に入りだと

俺にお揃いでくれた

黒いピアスも

カラフルになって

今日はピンク色の

ネクタイと、ブカブカのオレンジ色の

セーターを身にまとっている

赤はほとんど授業に出ていなかったし

はじめは俺達と同じように

クラスにいた事に

みんな気づいてないのだろう

今は....

彼が授業を普通に受けている所を

見れば噂になるだろうから....

ちょっと青ちゃん??

遊んでないでちゃんと着いてきて下さい!!しばきますよ!?

ごめんってw僕には赤くんだけだもーん

やっぱ赤にはオレンジのセーターが1番似合っとるわ

えへへ//そーかな??

はぁ!?ピンクのネクタイの方が似合ってるだろ!?

てか、桃なにちゃっかり赤のネクタイつけてんねん

交換したんだよ!な、赤?

うーんw勝手にね?

黒ー??購買行くぞ〜!

ん、あぁ。

「小さい頃に両親離婚しててさぁ........」

「俺、それからお父さん暮らしてたんだけど....すぐ新しいお母さんと結婚して」

「俺の弟?になるのかしんねぇけど」

「子どもできて、俺邪魔者扱いなんだよなw」

「まぁそうだよなw2人にとっちゃ俺見てお互い思うところもあると思うしw」

「新しいお母さんに名前すら呼ばれたことねぇーしw」

「勉強で1番とってもなんも褒めてくんないの」

''愛されたかった''

赤、お前が幸せなら

俺は寂しいなんて言わないよ

でももう1回だけ

あのいたずらっぽい顔で

俺に笑って欲しかったな、なんて

僕達6人だけが受けている、

特進科の授業が終わったあと、

今日は愛しの赤くんが

どうしても購買に行ってみたい

というので僕達が着いていく

という条件を付けて

普通科の校舎の廊下を歩いていた。

まぁ、赤くんのお願いだからね

赤、購買で何買いたいの??

うちの学校名物フルーツサンド!!

可愛ええなぁw

橙くんが赤くんの頭を撫でる

くそが....僕だって赤くんの隣歩きたい

そんなの俺達が買いに行くのに....

だってみんな全然生徒会室から出してくんないんだもん

俺だって購買行ってみたい!!

まだ不満そうな紫ーくんと

怖い顔でさっきから周りを

警戒している黄くん。

いやぁ、頼もしい(((

そんなことを思い、歩いていると

前を歩いていた桃くんが急に立ち止まり

思わず顔面を背中にぶつけてしまった

何事だと鼻を擦りながら

横から顔を覗かせると

1人の男子生徒が 黄くんの前に立っていた

あの、これ....//赤さんに!!

彼が差し出したのは

紛れもなくラブレターというやつ

ありがとうございます

黄くんは笑顔でそれを受け取ると

思いっきりそのラブレターを

彼の目の前でビリビリに破った。

ゆらゆらと落ちていく紙切れ達と

カチンと凍りつく空気

お前さ、自分の顔鏡で見た事あるw??

その程度でよくうちの姫に近づけると思ったなw

桃くんと橙くんは可笑しそうに笑っているけど

全然目が笑ってない

ごめんね?俺達の姫だからさ?

今度手、出そうとしたら....

どす黒い笑みを浮かべ

圧をかける....さすが組長

みんなー、そんなことより早く行こうよ~

1番冷たいのは

僕なのかもしれない

赤、行くぞ

えっ....ぁ....

また赤くんに笑顔を向けて

何事も無かったように歩き出す

彼らを見て他人事のように思った

赤くんに関わろうとする奴は

徹底的に排除する

僕達だけの永遠のお姫さま

だってしょうがないじゃん

こんなにアイシテルンダカラ___。

待って待ってw 最後闇堕ちみたいになってしまったw 完全に赤くん不良からキャラ変わってるしw 黒くん お誕生日おめでとうございます((( 私も先生の圧で生徒会に強制的に 入らされたんですけど.... こんな華やかじゃなくて草です

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コメント

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生徒会とかかっこよくない!?憧れるんだけど!

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