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瞳の能力者

第9話 - 瞳の能力者第9話

200

2019年08月23日

#能力

#能力者

#異世界

#ファンタジー

鈴猫☪︎🥕

水月(みつき)

叶羽！心音！

叶羽(とわ)

んん、、！

叶羽(とわ)

あ！水月！

心音(こと)

んん、、、、

心音(こと)

あ、、、水月！叶羽！

水月(みつき)

良かった。起きた

叶羽(とわ)

そんなに寝てた？

水月(みつき)

うーん、どれくらいかはわかんないけど何回か呼んだのに起きなかったから

叶羽(とわ)

あぁ、心音はいっつもそんな感じだから

水月(みつき)

あ、そう

心音(こと)

ちょっと！

叶羽(とわ)

で、水月(無視)

心音(こと)

えぇ、、、

水月(みつき)

うん

叶羽(とわ)

大事な話って？

水月(みつき)

、、、実はね

水月(みつき)

向こうの世界へ行くともうこっちの世界に戻ってくることが出来ないかもしれないんだ

叶羽(とわ)

、、！

水月(みつき)

だから、友達とか、家族とかともう会えないかもしれない、、、

心音(こと)

、、、、

水月(みつき)

そうなると、誘拐事件とか、神隠しだと思われたりするかm、、、

心音(こと)

大丈夫

水月(みつき)

！

叶羽(とわ)

！

水月(みつき)

、、、どうして？

心音(こと)

、、、大丈夫なの。心音も、叶羽も。

心音(こと)

だから、気にしないで

叶羽(とわ)

心音、、、

水月(みつき)

で、でも、急にいなくなったらお母さんとか

心音(こと)

、、、

水月(みつき)

お父さんとk、、、

心音(こと)

うるさい！

心音(こと)

大丈夫だって言ってんじゃん！

心音(こと)

水月には関係ないよ！

水月(みつき)

、、、、でも

心音(こと)

関係ないって言ってんでしょ！

心音(こと)

やめてよ！

そう叫んで、心音は何も無い空間を走っていってしまった

叶羽(とわ)

心音！

水月(みつき)

心音、、、？

水月(みつき)

叶羽、心音どうしちゃったの、、、？

水月(みつき)

僕、なにか悪いこと言っちゃった、、、？

叶羽(とわ)

、、、実はね

叶羽(とわ)

心音も私も、ほとんど家族がいない状態なの

水月(みつき)

え！

叶羽(とわ)

私はね、両親が二人とも死んじゃってるの

叶羽(とわ)

それで、今は親戚の人に支援して貰いながら一人暮らししてるの

水月(みつき)

そうなんだ、、、

叶羽(とわ)

それに、私は友達がいなくて、

叶羽(とわ)

いつもクラスで孤立してたんだ

水月(みつき)

、、、

叶羽(とわ)

でもね、ある日心音が話しかけてくれたの

叶羽(とわ)

それで、私たちは友達になった

水月(みつき)

そうなんだ！

叶羽(とわ)

私たちはお互いがいればそれで良かったの

叶羽(とわ)

でもね、私はまだいいの

叶羽(とわ)

、、、心音はね、本当の両親がいないの

叶羽(とわ)

心音は今、義理の父親と一緒に暮らしてるの

叶羽(とわ)

前は母親もいたんだけどね

叶羽(とわ)

その母親は、義理の父と仲良かったんだ

叶羽(とわ)

最初はね

叶羽(とわ)

でも、どんどん仲が悪くなっていって

叶羽(とわ)

最後には、その父親が本当の母親を追い出すように離婚させたんだ

叶羽(とわ)

そしてそのまま家を飛び出してった母親が

叶羽(とわ)

交通事故で、、、

水月(みつき)

そんな、、、

叶羽(とわ)

そして、心音は義理の父親と二人暮らしになった

叶羽(とわ)

でも、心音はもともとその父親のことが嫌いだったし、それに心音はお母さん子だったから

叶羽(とわ)

それにその父親はほとんど仕事とかなんとかで家に帰ってこないの

叶羽(とわ)

だからほぼ交流は無かったみたい

叶羽(とわ)

でも、心音が一人暮らししたいって言うと

叶羽(とわ)

ものすごく怒って

叶羽(とわ)

心音を殴ろうとしたんだって

叶羽(とわ)

心音はカンフーやってたし、その父親には警戒していたから、避けたんだけど

叶羽(とわ)

その父親はそのまま舌打ちして、外にでていったんだって

叶羽(とわ)

心音はどっかの女のとことかじゃないの？って言ってた

叶羽(とわ)

それをきっかけに、ますます仲が悪くなっていった

叶羽(とわ)

だから、心音はその父親を恨んでいるの

叶羽(とわ)

それに、喧嘩したときに母親のことや私のことであることないことさんざん言われたらしくて、、、

叶羽(とわ)

それで、親の話とかすると、あんなふうになっちゃうの

叶羽(とわ)

まあ私も、親の話はあんまりいい話じゃないからお互い話さなかったんだけどね

水月(みつき)

、、、そうだったんだ

水月(みつき)

心音に嫌なこと言っちゃった、、、

水月(みつき)

叶羽もごめんね？

叶羽(とわ)

ううん。私は大丈夫！

叶羽(とわ)

それに、水月は知らなかったんだから仕方ないよ！

水月(みつき)

うん。でも、、、

叶羽(とわ)

大丈夫！心音だって忘れようとしてるんだから！

叶羽(とわ)

、、、それに、戻ってこれないなら、忘れるいいきっかけになるかもしれないし、、

水月(みつき)

、、、

叶羽(とわ)

、、、ちょっと、心音を探してくるよ

水月(みつき)

、、、僕も行く

叶羽(とわ)

！

叶羽(とわ)

分かった。

叶羽(とわ)

じゃあ一緒に行こう

水月(みつき)

うん！

心音(こと)

、、、

心音(こと)

、、、水月にひどいこと言っちゃったな、、、

心音(こと)

水月は何も知らないのに、、、

心音(こと)

でも、、、

水月(みつき)

心音〜〜！！

心音(こと)

、、、水月？

叶羽(とわ)

心音。

心音(こと)

叶羽も、、、

水月(みつき)

心音！ごめん！

心音(こと)

！

水月(みつき)

心音のこと何も知らないのに、適当なこと言っちゃって

水月(みつき)

叶羽に聞いたよ

叶羽(とわ)

心音、勝手に話してごめんね？

心音(こと)

ううん。心音も水月は何も知らないってのにあたっちゃったし、、、

心音(こと)

心音こそごめん

水月(みつき)

いや！僕が悪かったから、、、

心音(こと)

で、でも、心音も、、、

叶羽(とわ)

はーいはい！

叶羽(とわ)

それ以上譲り合ってたってキリないから！

叶羽(とわ)

はい！仲直り！それでいいでしょ！

水月(みつき)

う、うん、、

心音(こと)

叶羽、、

叶羽(とわ)

はいはい！

叶羽(とわ)

私達は親も友達もいないから関係ない！

叶羽(とわ)

水月も気にしない！

叶羽(とわ)

だからこれで私達の身の回りの心配はいらない！おっけー？

水月(みつき)

う、うん

心音(こと)

叶羽、お、落ち着いて、、w

叶羽(とわ)

それで、水月

叶羽(とわ)

向こうに行ったらどうすればいいの？

水月(みつき)

うん。まず、行く時に、館のイメージを思い浮かべるとね

水月(みつき)

たぶん館の近くに出れると思う

心音(こと)

ふーん

水月(みつき)

それなら、妖怪達にも合わないと思うし

叶羽(とわ)

分かった

心音(こと)

それで、その館はどんな館なの？

水月(みつき)

結構大きい館で

水月(みつき)

レンガっぽい赤茶色っぽい色

水月(みつき)

周りには門と柵があって

水月(みつき)

門の横には黄色いうさぎの人形が置いてある

叶羽(とわ)

うさぎの人形？

心音(こと)

な、なんか、随分ファンシーな屋敷なんのね

水月(みつき)

まあね

叶羽(とわ)

じゃあその館をイメージして行けばいいのね

水月(みつき)

うん

水月(みつき)

そしたらその館の前に出るはずだよ

心音(こと)

おっけー！

叶羽(とわ)

じゃあ、早速起きたら行こう！

心音(こと)

うん！

心音(こと)

今度こそ大丈夫だよね？水月！

水月(みつき)

僕から話すことはもうないと思うけど、、、

水月(みつき)

なんか聞いときたいこととかある？

叶羽(とわ)

あ、じゃあ、火月以外のメイド達のことを聞いときたいな

叶羽(とわ)

名前だけでいいから

水月(みつき)

分かった

水月(みつき)

館には、火月の他に2人いる

心音(こと)

2人！

叶羽(とわ)

あ、そっか、

叶羽(とわ)

水月達のメイド達はお父さんのせいで辞めさせられたんだったね、、、

心音(こと)

その2人は、残ったメイド達なの？

水月(みつき)

ううん。残ったメイドはいないよ

水月(みつき)

二人とも、後から来たメイド達だよ

叶羽(とわ)

ふーん、、、

心音(こと)

その人たちの名前は？

水月(みつき)

主に家事とかをしてくれてるのが

水月(みつき)

「亜莉沙」(ありさ)

叶羽(とわ)

ほぅ

水月(みつき)

主に火月や亜莉沙のサポート、仕事とかして館にお金を入れてくれてるのが

水月(みつき)

「柴乃」(しの)

心音(こと)

仕事、、、？

心音(こと)

それって火月とかがするんじゃないの？

水月(みつき)

うん、そうなんだけど

水月(みつき)

火月はまだ9歳だし、

水月(みつき)

僕が死ぬ前は6歳だしね

水月(みつき)

、、、それに、火月は能力の暴走もあったし

水月(みつき)

だから、ゆっくり覚えていこうと思ってるんだ

叶羽(とわ)

なるほどね、、、

心音(こと)

その人たちも能力者なの？

水月(みつき)

うん。

水月(みつき)

でも、柴乃は能力者と吸血鬼のハーフなんだ

心音(こと)

吸血鬼！

叶羽(とわ)

もしかして、血を吸われたり、、、

水月(みつき)

あぁ、しないしない

水月(みつき)

柴乃は能力者の血のほうが強くて

水月(みつき)

日に当たると貧血みたいになったり

水月(みつき)

羽が生えてたりするだけだよ

叶羽(とわ)

え、じゃあ飛べるの？

水月(みつき)

うん。ほんとはそんなに飛べないはずなんだけど

水月(みつき)

、、なんか、体力多くて、、、w

心音(こと)

何それw

水月(みつき)

わかんないw

叶羽(とわ)

ま、まぁw血を吸われたりしないならいいやw

心音(こと)

それで、能力はなんなの？

水月(みつき)

え、えーと確か

水月(みつき)

亜莉沙の能力が

水月(みつき)

「視界に写ってるものを操る能力」

水月(みつき)

と

水月(みつき)

「人の能力を解析できる能力」

心音(こと)

あ！それがさっき言ってた、、、

叶羽(とわ)

能力がわかるっていう！

水月(みつき)

そう！

水月(みつき)

だから、亜莉沙に能力を解析してもらって！

叶羽(とわ)

分かった！

水月(みつき)

それで、柴乃の能力が

水月(みつき)

「魔法を使える能力」

水月(みつき)

と

水月(みつき)

「相手の心をよめる能力」

叶羽(とわ)

心をよめるの？

水月(みつき)

そ。だから柴乃に隠し事はできないよ

心音(こと)

わーお

叶羽(とわ)

なるほどね、、、

水月(みつき)

もう聞くことはないね？

叶羽(とわ)

うん

心音(こと)

たぶん無い！

水月(みつき)

じゃあ、起きたら

心音(こと)

ｺﾞｸｯ

叶羽(とわ)

ｺﾞｸｯ

水月(みつき)

行こう

水月(みつき)

空想世界へ

瞳の能力者

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