第一話『真夜中ばーさん』
最近学校で真夜中ばーさんってのを よく耳にする。 どうやらソイツは深夜に人を殺しまくるサイコパスなババアで、10人以上は 確実に殺しているらしい。 ‥‥というのも、今現在行方不明者が 10人いるんだとか
自分
‥‥ふん。くだらん
友人A
まぁ〜そういうなって
目撃情報もあるんだぜ?
目撃情報もあるんだぜ?
自分
たかが噂だろ。どうせ誰かが見間違えたか、作り話かのどっちかなんだ
友人A
うーむ‥‥そうかねえ〜
自分
もし仮にそんなBBAがいるなら、そのBBAはとっくに警察に捕まってるはずだろう?そんなヤバい奴を警察がほっとくとはとても思えん。
友人A
それはそうだけどさ、噂じゃそのババア‥‥警察官すらぶっ殺すらしいぜ?
自分
‥‥あぁ?老婆が警察官を殺せるわけないだろ‥‥
友人A
それは俺も思うけどよぉー
たとえそのババアがどんなにおっかなかったとしても、所詮ババアはババアだ。警察には敵わない。 厳しい訓練を受け、警棒やらけん銃やらを常に装備してる奴らがババア一人に殺られるなんざ到底ありえない話だ。 どれぐらいありえないかっていうと、俺に彼女ができるぐらいありえん。
自分
・・・・。
自分
(じゃあ結構有り得るじゃねえか)
自分
まあいい。
その噂も今日で終わるんだからな
その噂も今日で終わるんだからな
友人A
ま、まさかお前‥‥
真夜中ばーさんを!?
真夜中ばーさんを!?
自分
あぁ。俺がとっ捕まえて、
牢屋に放り込んでやる
牢屋に放り込んでやる
友人A
まじかよっ
自分
まじだよ
自分
(居たらの話だが)
友人A
よっしゃ!
楽しみにしとくわ!
楽しみにしとくわ!
自分
ん
〜放課後〜
自分
よし行くか
自分
(‥‥その前に)
プルルルル プルルルル
???
よう、どうした?
俺は父親に電話をかける。
自分
今から噂のババアをとっ捕まえに行く。
飯はコンビニで適当に済ませる。
何かあったら連絡する。
飯はコンビニで適当に済ませる。
何かあったら連絡する。
父親
待て、なら父さんも一緒n
プープー‥
自分
OK行こう
〜移動中〜
自分
ここか
目的の場所に着いた。 どうやらここがよくババアが出没するエリアらしいのだが‥‥そこは意外にもごく普通な場所で、あっちこっちに家が建っている。
自分
もうちょい不気味な場所なのかと思ってたが、そんなことはなかったな
自分
ババアはこんなところで出るのか?
ちょっと叫べばご近所さんらが助けてくれそうな気はするが
ちょっと叫べばご近所さんらが助けてくれそうな気はするが
とにもかくにも早く着き過ぎた。。 学校から直行、しかも自転車ということもあって現在の時刻は18時半。 真夜中までかなり時間がある。
自分
うーーーーーん
自分
・・・。
自分
・・・・・・・。
自分
・・・・・・・・・・・・。
自分
寝よ