青
橙くん家どこ〜?
橙
ん〜?
橙
あれ〜
青
え!?
青
あれ!?
青
あの城!?
橙
うん。
橙
あれ。あれは家やけどな。
青
でっかぁ。
橙
そうかぁ?
青
そうだよ。
青
デカすぎてちょっと引いてるもん。
橙
引くなよ〜。
青
橙くんはあの家の坊ちゃんてこと?
橙
まぁ、前までやったらな。
青
前まで?今は違うの?
橙
今は、俺一人であの家住んでるからなぁ。
橙
子供ん時は両親が跡継げってうるさかったんやけど、
橙
一人暮らしするって言った時は
橙
もう諦めとったんやろな。
橙
なんも言うてこやんかったで。
橙
あの家は両親がなんか勝手に買ってた。
青
うわ〜。
青
すげぇ。
青
まぁ、結局はお金持ちってことだね?
橙
多分そうやろな。
橙
俺からすれば当たり前すぎるんやけど。
青
お金持ちって怖い。
橙
ふははww
橙
はよ行かな〜
橙
腹減った〜
橙
今日の夕ご飯何しよ?
青
橙くんの笑い方ってさ、
橙
ん?
青
青
んーん、なんでもない。
橙
橙
そっか。
あいつに似てる…?
気のせいか、
青
橙くん家楽しみ〜
橙
言うて広いだけやで?
青
広いから楽しみなんじゃん!
青
先行ってるね〜
橙
おー。
橙
青
橙く〜ん?
青
ここどうやって開けんの〜?
橙
ちょっと待ちや〜!
橙
橙
そんなわけ、
橙
勘違いやんな、?
橙
青が、?
紫「俺ね、昔に別れた人が居るんだ。」
橙
別れた人、?
紫
うん。
紫
大好きだったんだけどね。
紫
俺のせいであの子の迷惑になったらって思ったら
紫
やむを得なくてね。
橙
へー。
橙
そんなことがあったんや。
紫
うん。
紫
また逢えないかなぁ。
橙
・・・
橙
橙
紫くんには俺がいるやん。
紫
そうだけどさ。
紫
やっぱり、
紫
特別感が違うんだよね。
橙
恋人以上の特別な人おる人少ないやろ。
紫
ふははwww
紫
確かにね〜。
紫
俺自体が特別だからさ。
橙
それはあるけどな。
紫
賛成してくれるんだww
紫
橙くんって優しいね。
橙
なんや今更、
橙
そら、紫くんの恋人なんやから当然やんか。
紫
んふふ。
紫
そう言ってくれて嬉しいな。
橙
・・・
橙
橙
紫くんってさ、この場所好きよな。
橙
なんか思い入れでもあるん?
紫
うん。
紫
よくここで喋ってたんだよね。
紫
愚痴りあったりしてさ。
紫
ここが一番落ち着くの。
橙
ふーん。
紫
橙くん大丈夫?
紫
さっきから元気が無さそうだよ?
橙
大丈夫やで。
''君のせい''だなんて
言えるわけないやん。
橙
おーし。
橙
帰るか〜。
紫
今日 俺泊まってく〜
橙
いきなりすぎん!?
橙
別にええけどさ〜。
橙
明日、立てんくなっても知らんで?
紫
いいよ///
紫
その予定で泊まるんだもん///
橙
んふふ♡
橙
悪い子やな♡
紫
橙くんが育てたんでしょ?///
紫
紫くんを変態さんに///
橙
そうやったけな〜?
紫
とぼけないでよ!///
橙
ごめんてww
紫
笑わない!
橙
はーい。
紫
先行ってるからね〜。
橙
すぐ行くわ。
橙
橙
俺だけを見て欲しい、
橙
だなんて強欲やんな、
紫
橙く〜ん!
紫
はーやーくー!
橙
今行くで〜!
橙
誰が紫くんをここまで、?
橙
絶対に探し出したるからな、!
橙
俺の方が紫くんと釣り合ってる、よな?
俺はこの時 誓ったんや。
必ず紫くんの元彼を探し出すと。
俺の方が紫くんに釣り合ってるって
証明してやると。
あの、夕日が輝く屋上で
誓ったんだ。