キメラの君とおれ

おれはステイサム。

ごく一般な中学2年生だ。

いや…

『普通』って言うのは おれの理想であって、

おれは普通じゃないな…

おれは…

男と女のハーフだ

男と女のハーフとは、

そのまんまの意味で体が男と女が 合体したようなものだ。

だからおれは男性器も女性器 どちらもついている。

それに…

おれはこんなんだから…

家では虐待されて、

学校では虐められている。

おれの家族は、

父親と 双子の弟のスティーブ、

この二人だ。

母親はおれと弟が2歳の時に死んだ。

おれは家では 容赦なく暴力を振るわれて、

おれは他にも いろいろ酷い事をされる。

朝昼夜ずっと親の勝手で おれは虐待される。

おれは昔は母親からも 暴力を振るわれていた。

でも母親が死んでからは 母親からの暴力は無くなった。

母親が死んだ分父親からの 虐待もひどくなった。

まぁでも…

弟が虐待されないだけ マシだ。

…いま言ったとうり、

虐待されてるのはおれだけで、

弟は虐待されてない。

むしろ弟のスティーブは 虐待されないどころか、

弟は親から愛されている、

母親が死ぬ前から死んだ後も。

正直親から愛されている 弟がたまに羨ましくなるが…

でも虐待されているのが おれだけで良かったと、

昔も今も虐待されているのがおれだけで心から良かったと思っている。

それにおれが虐待されている事は 弟のスティーブは知らない。

家では毎日こんな感じで、

学校での出来事は…

…まぁまた今度話そう。

まぁ何にせよ これが家の事情や日常だ。

それにおれはとある事情で…

弟に…

スティーブに…

嫌われている。

この事情も…

まぁまたいつか話すよ…

おれはそんなおれの事が嫌いだ。

おれは…

『俺』の事も、

『私』の事も、

おれの何もかもが、

大っ嫌いだ。

おれはもう この現実に疲れた…

何だ…？

死んじゃお…

おれはもうそれ以外 考える事が出来なかった。

そんなおれにも好きな事がある、

それは、

『音楽』

なんだ。

おれは音楽系が 昔から好きなんだ。

だからおれは中学の部活も 音楽系の部活に入っている。

最近は作曲をしている。

まぁあんまり大声出したら また殴られて怒られるし、

それに音符を読めたとしても 作曲やっぱり簡単じゃないし難しい。

でも、

それでも、

それでもやっぱりおれは、

音楽が楽しいし、

音楽が大好きだ。

だから前々から作り始めてた 曲を完成させてから、

死のうと思った。

ついに初めての曲が出来た。

『お前が歌えばいいじゃん』と 思うかも知れないが。

おれは昔から 自分の歌声に自信がなく、

とても自分で歌う気には なれなかった。

やっぱり自分で 歌う気にはなれなくて、

どうしようかとパソコンで 検索をしてみる。

調べて出てきたのは 『ボーカロイド』だった。

おれも昔から 『初音ミク』とか 『鏡音リン』とか 『鏡音レン』とか そういうのが好きだから、

そう言うのは大体は把握していた。

この3人を貶すわけじゃないが、

おれが作った曲にこの3人に 合うか分からなかった。

と言うか自信が無かった。

どうしようかと悩みながら 調べ続けていると、

気になる記事？を見つけた。

『重音テト』…？