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SN  《一話完結》 短編集

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SN 《一話完結》 短編集

10 - あべさく【ホットコーヒー】 2

♥

462

2024年01月18日

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カランカランッ

⛄️🩷

いらっしゃいませっ!

⛄️🩷

あ、……⛄️💚ちゃん!

⛄️💚

⛄️🩷、こんばんは。笑

⛄️🩷

今日もホット〜?

⛄️💚

うん。よろしく。

あれから俺たちは、タメで名前も呼べる友達みたいな関係になった。

こんだけ仲良く出来る友達がいるなんて、学生以来で懐かしい気持ちになる。

でも学生の頃の友達とは違って、少し特別な友達。

いつも沢山癒されて、俺は⛄️🩷のお陰で今頑張れてる。

今日も、カフェのために仕事をしてきたようなもんだ。

⛄️🩷

今日も仕事大変だったの〜、?

⛄️💚

んは、まぁまぁね。

⛄️🩷

お疲れ様、!無理しすぎないでねほんとに!

⛄️💚

⛄️🩷もだよ?笑

自分の仕事が少し難しいことを前話したら、すごく心配してくれたことがあって。

そんなずっと仕事してたらしんじゃうよ、って言われたけど、慣れってもんがある。

休みはしっかり貰えるし、そんな残業がすごいあるわけじゃない。

今日だって、早めに帰ってきたくらい。

⛄️🩷

んふ、⛄️💚ちゃんと話すのやっぱ楽しい。

……

こう見ると⛄️🩷って、やっぱ可愛いな。

こう見るとと言うか、いつも思ってるけど。

なんか、…⛄️🩷は色々見たくなる。

話してる時の表情の変化が、すごい面白くて可愛い。

見ていて飽きないくらい、反応が面白くてつい話してしまう。

今日くらい、…良いよね。

⛄️💚

ねぇ、⛄️🩷。このあと時間ある?

⛄️🩷

んぇ?あ、うん!もう少しで終わるよ?

⛄️💚

だったらさ、

⛄️💚

ご飯、行かない?

久々に、友達をご飯に誘ってみた。

少し気恥ずかしくて、⛄️🩷の事を直視出来なかったけど、

⛄️🩷は俺の手を握って言った。

⛄️🩷

めっちゃ前から思ってた!いこ!

びっくりして顔を向けると、少し嬉しそうな顔で言う⛄️🩷。

…やっぱり⛄️🩷は見ていて飽きない。

⛄️💚

生、2つで。

⛄️🩷

んふ、⛄️💚ちゃんがホットコーヒー以外飲むの始めてみるなぁ。

⛄️💚

そりゃそうでしょ、笑

いつも⛄️🩷が入れてるホットコーヒーに勝つ飲み物はないと思ってる。

それくらい、好き。

少し甘さ控えめで、苦味もある、あの味

⛄️🩷の笑顔も、あのコーヒーも、全てが俺の頑張れる糧。

やっぱ、あの時あの店に行って良かった。

⛄️🩷

ねね、俺これ食べたい!

⛄️💚

いいね、俺も好きそれ。

ごく普通の会話をして、普通に飲むだけ。

好きなものとか、仕事の話とか、そういうの。

もっと⛄️🩷の事知りたい、だなんて言えるはずもなく。

⛄️🩷は早いペースで飲んで酔いが回ってるから、少し判断が鈍くなっていた。

⛄️🩷

んへへ、、おいしいねぇ

⛄️💚

うんうん。おいしいよ。

⛄️🩷

ねぇー、⛄️💚ちゃーん、

⛄️💚

なーに。⛄️🩷

⛄️🩷

好きだよぉ、へへ、

ピク、と少しびっくりした。

友達のすき、だよね。きっと

⛄️💚

んは、俺も好きだよー。

そういった後、⛄️🩷は少し表情を隠して、目を瞑った。

びっくりした。好きだなんて、恋愛的なわけが無いよね。

正直言ってよく分からない。俺は⛄️🩷の為に頑張れてるけど、果たしてこれが恋愛的なのかどうか。

⛄️🩷に言われて気づいたけど、、俺って、何なんだ。

本当に、⛄️🩷の事好きなのかな。おかしくはない。だって可愛いし優しいし。

うーん、今のところはよく分からないのかも。

⛄️💚

そろそろ帰るか。もう潰れてるし、笑

⛄️🩷

ふはぁ、…んん、

可愛い顔して寝やがって、このやろ。

もーー俺じゃ無かったら危なかったかも。ほんとに良くないな。

とりあえず会計をしよう、もう無理矢理でも帰すしかない。

⛄️🩷

んんー、ぅ、、

⛄️💚

⛄️🩷ー、⛄️🩷、、

⛄️💚

起きないな、俺家どこか分かんないのに。

困った。

いや、潰れる前に家の位置でも聞いておけばよかった。

たしかに沢山話す仲だけど、家の位置とか、好きな食べ物、スポーツ、教科、

全部知らない。これは大失敗かもしれない。

もっと聞いておけばよかった。明日聞こう。

…ってそれどころじゃない、どうしようか、⛄️🩷は。

⛄️💚

⛄️🩷ー、家どこ?

⛄️🩷

んんー?えっとねー、みぎいってー、ひだりいって、その右のうえー!

⛄️💚

…何もわかんない。笑

上なんていかれたら大したもんじゃない。多分マンションなのかな、…いや、マンションが多いからわかんない。

…仕方ない、俺の家に行くしかないか。

幸い、唯一聞いたことが、明日は仕事が休みだということ。それが一番ラッキー。

見事に俺も休みが被ったわけで、別に俺の家にいても問題は無いわけで。

⛄️🩷も…多分困ることは無いだろう。明日朝早く起こして聞いてみよ。

とりあえず⛄️🩷を支えながら、いつもの自分の帰り道へと歩いた。

家の鍵を開けて、すぐ。

流石に俺も右腕が疲れるので、急いで寝室へと向かう。

靴は何とか脱がせたけど、俺も少しは酔っている。

少し、ふらついたりはした。…まあ、⛄️🩷ほどじゃないが。

⛄️🩷

ふはぁ、…ん、、

⛄️💚

…、、

火照った頬、唇、少し汗ばんだ首。 なんだかよく分からないけど色っぽいのはわかる。

⛄️💚

…目のやりどころに困るな、

⛄️🩷は男。俺も男。 一般的に言えば男が男に欲情するのはほぼない。

でも、⛄️🩷は多分別格だと思う。

だって、今は酔ってるだけなのに、こんだけ色っぽいんだから。

男でも欲情する。

俺は我慢強い方だし大丈夫だけど、理性が効かない男だったら多分手遅れ。

おそらく⛄️🩷は今頃喰われてるだろう。

…あー、想像しただけで腹が立ちそう、この話はやめよう。

⛄️💚

…風呂入ろ、

なんだかむしゃくしゃするのでとりあえず風呂に入ることにする。

ベッドにいる⛄️🩷に布団をかけ、電気を消した。

この気持ちに気付くのは、もう少し先の事だった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

8

ユーザー

うわー、めちゃくちゃ最高の最高です!そしてめちゃくちゃ癒されました!!

ユーザー

尊いです! 素晴らしい作品をありがとうございます!

ユーザー

なんですかこれ!? 最高すぎます!

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