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翌日、さあ、来いと久しぶりに強敵へ挑む真剣な気持ちで目覚めた太宰だが、退院の日ということもあって人はあまり来なかった。来たのはこの数日で何度も会い対応を覚えた蘭と小五郎の二人だけである。
何だとおちこんだがまあ楽でいいかとすぐに機嫌は治った。んじゃ行くぞって言う小五郎は態度こそぶっきらぼうだが、歩く歩幅は記憶にあるものより小さく思う。スピードも落ちているような……。
彼なりのやさしさなのだろう。
太宰
コナン
太宰
コナン
太宰
どれぐらい歩いたか。そう言えばと何かを思いだしたのは心の中のコナンだった。
その思いついた何かは彼がお願いしてくる前に伝わる。
コナンin太宰
小五郎
蘭
小五郎
蘭
コナンin太宰
コナン
心の中コナンが浮き足たつ。大宰がスキップしだしそうなほど喜んでいるようだった
太宰
コナン
太宰
コナン
じんわりと暖かいものが流れ込んでくる。にこにこ笑顔になって歩いて本屋に行っていた。
太宰
店の中でミステリーの店を探していく。太宰の中にあるコナンの記憶と同じ位置にその棚はあってすぐに見つかっていた。
今度は本を捜すけれど、あって言う声とともに太宰の体は止まっていた。太宰の中でコナンが分かりやすくおちこんでいた。
本がなかったのだ。
ありゃーと落嘆したコナンにつられて同じような声が太宰から出ていた。
コナン
太宰
コナン
会話はすぐにまとまり太宰の足はレジへとむかう。知らない店だがコナンの記憶の中にはしっかり存在するのでどちらへ行けばいいのかはすぐに分かる。
その途中で太宰はいたいた。坊やって人に声をかけられていた。
太宰
コナンin太宰
太宰
コナン
太宰
店員
コナンin太宰
太宰
コナン
連れてこられたのは太宰がいこうとしたレジであった。そこで中から本を取り出している。
店員
コナン
突端太宰の中ではコナンが喜色の声を上げていた。男が見せてきたのはコナンがほしかった本だったのだ。
店員
コナンin太宰
店員
コナンin太宰
太宰
コナン
きらきらきら、頭の中で星が散っているかのように子供は楽しそうであった。
やったとはしゃぎまくっている。つられてうきうき するような心はずむ気持ちになってしまい太宰の頬も緩んでしまう。
ついついスキップするような足取りで店の外を出た。
蘭
コナンin太宰
小五郎
コナンin太宰
コナン
太宰
コナン
太宰
ぶ~ぶ~と太宰は心の中で口を尖らせただ〜、もうなんてコナンは嫌そうに頭を掻き毟るような声を出していた
蘭は部活に行き、小五郎はパチンコに行っていて家の中は静かだった。その中で大人しくと言い含められた太宰だけが本を手にして悠々自適に過ごしている。
飲み物やお菓子まで用意されて至れり尽くせりといった感じであった。
太宰
そんな状況だからこそ太宰は読みおえた本をおき、部屋の中を見てはため息を吐いていた。
太宰
コナン
太宰
太宰の体は記憶に従いゲームが出来るよう整えていた。もうすっかり太宰は自分が暮らしてくこの家に馴染んでいた。
ゲームも始めはどんなものか分からずだったか、画面がつきはじまっていくとどう操作するのか記憶から滲んできてきてすぐにできるようになっていた。
但し……
デデーンと音と共にGAMEOVERの文字が出ている
太宰
コナン
太宰
太宰はゲームをやりこみはじめてそれは家の住人が帰ってきて止められるまで続いていた。