/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ピンコン♪
星宮小夏
あ、不知火君からメールかな？
不知火爽斗
ナッツ、試験は無事終わった！
不知火爽斗
そっちは授業全部終わった頃だろう。てことで、一階にある休憩室？てとこに即集合、よろしくな
い、いきなり！？
阿久津蓮
小夏、帰るぞ
星宮小夏
蓮！今不知火君から集合がかかったけど、行く？
阿久津蓮
行く！！
ﾄﾝﾄﾝ
ここかな？
蘭奏
どーぞ
ｶﾞﾗﾗﾗ
不知火爽斗
おっ、ナッツ、遅かったな
不知火爽斗
ま、適当に座ってくれ
星宮小夏
うん
春風優馬
あれ？
春風優馬
ナッツの後ろにいるのって…まさか！
蘭奏
これはこれは、バスケ界の天才中学生、阿久津蓮君か
阿久津蓮
おぅ、小夏とは幼馴染だ。みんな久しぶり
不知火爽斗
お前は
阿久津蓮
おー、不知火、久しぶりだな
不知火爽斗
阿久津蓮、RTのトップさんだとか
春風優馬
へ〜、阿久津はトップなんだ
不知火爽斗
まっ、俺がトップの座も全て奪ってやるけどな
蘭奏
そんなに気を張らない不知火先生
春風優馬
で？ナッツを読んだ理由って、なに？
不知火爽斗
あー、それか。ちょっと言いたいことがあって
星宮小夏
？なんだろう
蘭奏
気になるな
阿久津蓮
どんなこというのが楽しみだ
不知火爽斗
それがな、今、俺の家の近くで、奇妙なことが起きてるんだ。その奇妙なことってのが、その空き家から、すごい悪臭がすることなんだ。
阿久津蓮
それは、普通じゃねーの、空き家だろ？なんかの動物が糞でもして臭ったんじゃないの？
不知火爽斗
いや、確かにここまでは普通だ。なんだが、悪臭がしてから一ヶ月、夜な夜なその空き家から赤ちゃんの声がしたりするらしいんだ
春風優馬
赤ちゃんの声か
不知火爽斗
ん、俺も実際に聞いたんだけど、オギャー、オギャーってな
春風優馬
それは楽しそうだ。どんな生物が住んでるのか、気になる
阿久津蓮
俺も！
蘭奏
俺も、気になるな、楽しそうだし
や、やだな、夜に聞こえるってことは、調べるのは夜だろうし…ちょっと怖い
お母さんに怒られるかも…
不知火爽斗
ナッツはどう？
星宮小夏
わ、私は…あんまり夜遅くに出ちゃうと、お母さんに怒られるから…
蘭奏
そうなったときは、俺に任せてよ
春風優馬
蘭、女の人の心を掴むのが、上手いみたいでね、蘭がいればどうにかなるよ
ん〜、でも、心強い4人がついてるし…みんなそのジャンルにあった名をもったエキスパートたちだもん、大丈夫に決まってる！
星宮小夏
私も、行くよ
不知火爽斗
ん！じゃあ決定、この5人で謎を解決しよう！！！
いきなり始まったこの活動だけど、まさかこんな出会いでみんなと「特別な関係」になれるなんて、このときは思いもしなかった
不知火爽斗
明日、午後9時、◯◯駅に集合だ！
よかった、その駅までは近い
明日、うまく抜け出して、蘭君にどうにかしてもらおう！
不知火爽斗
春風、お前は実験道具持ってきておけよ？
春風優馬
いわれなくてもわかってますよ、不知火先生
蘭奏
じゃあ俺は、近くのこと、色々と調べておく
不知火爽斗
おぅ
阿久津蓮
んじゃ、俺は〜、聞き込みしとくよ
星宮小夏
私は…簡単にノートにまとめてくるよ、そっちの方が色々と楽だしね
不知火爽斗
よし、決まりだな、じゃあ、解散！
その夜、家に帰った私は、部屋にあった使っていないノートを取り出して、この謎のことをまとめてみた。不知火君が言った言葉一つ一つを頭に思い浮かべながら、文章にして、わかりやすくまとめる。やっぱりきっちりしているのは大好きだ。
今日は明日に備えて早く、寝よう
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
