テラーノベル
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俺の母は最低な人だった…
男を取っかえ引っ変えするような人
でもそんな最低な母だが
ダンスだけはとても上手い人だった
1度母の仕事場に連れていかれた事がある
明るいライトに照らされ舞台で踊る母は
誰かが言った…
「夜の蝶」
そのものだった
夜が明けるまで母は舞続けた
いつもは最低な母だがこの母は大好きだった
母のダンスを見た日のことが忘れられず
見よう見まねで
部屋に散らばる服をまとい
踊ってみた
くるくる
ひらひら
踊るのは思った以上に楽しく
夢中になって踊っていた
だから母がいつの間にか帰ってきていたことに気づかなかったのだ
俺はいつの間にか帰ってきた母に驚いていると
母がおもむろに近ずいてきた
服を勝手に使ったことを怒っているのか
キュッと目を閉じると
母は優しく抱きしめた
抱きしめられるのが久しぶりで唖然に取られていると
母は俺の手を引き母のお店につれていかれた
母にダンスを見られたあの日から母はお店で俺によく踊りを教えてくれた
母は最低な人だが踊る母と教えてくれる母は大好きだった
このような少しの幸せが続けばいいと思っていた
でもある日お店に怖い人が来た
母と付き合っていた男の人かおり
つい最近捨てられた人
男の人は振られたことに激昂し
母を殺した
俺は見ていることしかできず
母が惨たらしく殺されるところを見て気を失った
目が覚めたら手足を縛られ知らない所にいた
何も覚えていなかった
それは母殺されたショックだからだろうか
それとももう踊れなくなるからだろうか
それは今になってもわからない
記憶を失った俺は
見世物小屋の目に止まりその時のオーナーに拾われ
見世物小屋の
「夜の蝶」
になった
ぬし
ぬし
・母親と一緒に暮らしていた ・父親は知らない ・母は男を取っかえ引っ変えする最低な人 ・でも踊りは得意で好きだった ・ある日母の踊りを見て踊りが好きになり踊っていた ・それを見た母はお店に連れていき舞に踊りを教えた ・母が振った男が振られたことに激昂しお店に来て母を惨殺 ・舞は売った ・ちなみに今の舞くんは母に似た美人に!
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
3件
oh(´・ω・`)...色々と複雑だなぁ…普段の母は嫌いだけど踊りの時の母は好き…いやーー複雑() お母さんを56した犯人が絢ちゃんの父さん…それもいいなぁ()