真冬
…………
夕方になる頃、僕は家から少し離れたところにあるゲームセンターにきていた
真冬
(…初めて、図書館に行ってくるなんて嘘ついちゃったな)
久しぶりにゲームをするから、少し腕が鈍っているかもしれない
僕は、とある一つの格ゲーの台に向き合った
数十分後……
真冬
ふぅ……
真冬
(あ、そろそろ帰らないと…)
そう思い、キリのいいところでゲームを終える
画面には『37連勝』の文字が表示される
真冬
(うわ、僕こんなに勝ってたんだ…)
僕は、持ってきた財布などを忘れていないかを確認してから、ゲームセンターを後にした
真冬
(もうこんなに暗くなってたなんて…)
真冬
早く帰らないと……
ねぇねぇ、そこの白い髪の子!
そう言われて、思わず後ろを振り返った
そこにいたのは、いかにもチャラそうな大学生くらいの2人の男の人
男A
な?だから言っただろ、こいつ男だけど女みたいな顔してるしいけるって!
どうやら僕の顔目当てで来たみたいで、僕を気持ちの悪い目で見てくる
男B
君学生でしょ?こんなところでふらついてるなんて、寂しいでしょw
男A
ほら、俺たちが相手するからついておいで
すると、急に僕の腕を引っ張ってきた
真冬
や、やめっ……
男たちから離れようと、足に力をいれて抵抗してみる
真冬
(ダメだ、この人たちの力強すぎ…!)
真冬
っ離して……
もういっそ、ついて行っていいんじゃない?
真冬
っ!!
ふと、そんな言葉が頭をよぎる
真冬
(…いい、のかな)
真冬
(この人たちについて行ったところで、僕が少し不幸になるだけ)
真冬
(少しくらい、まわりを困らせてもいいよね…?)
男A
ほら、早くこいよ!
真冬
(……もう、どうでもいいや)
???
ねぇ、何してるの?
真冬
……え?






