どうもXᴇRです。初投稿ということで下手だとは思いますが温かい目で見てくださると嬉しいです。この話は冬彰♀にやばモブ♀が嫉妬する話です。地雷の方はお帰りください。
では
彰人
「ふあぁぁぁぁ〜…あ~…ねみ〜」
彰人
教室に着いて直ぐにそんな言葉を溢した。
彰人
いつもどうりの朝を過ごしていたところに、クラスでもほぼ喋ったことのないやつが近づいてきているのに気が付いた。
モブ
「ねぇ、東雲さん。」
彰人
「ん?何か用かな?」
彰人
関係のないやつと喋るときは良い人を装う。こうするのはもう慣れた。
彰人
そんなことを思っていると目の前にいるやつが話しかけてきた。
モブ
「なんであなたが青柳くんと付き合ってるの?」
彰人
不意にそんなことを言われ、まるで時間が止まったような気がした。
モブ
私は1-Bに居る青柳冬弥くんに恋をしている。彼はVivid BAD SQUADと言うストリート音楽チームに入っているのだが、どうやら同じチームであり同じクラスの東雲彰人という女と付き合っているらしい。
モブ
私は、Vivid BAD SQUAD結成どころでは無く、BAD DOGSというチームの頃から冬弥くんに恋をしており、いわゆるガチ恋古参勢というものだ。だがその中でも1番早く冬弥くんを好きになったのは私だろう。なぜなら私はBAD DOGS初ライブの準備中に冬弥くんを見て、好きになったのだから、
モブ
なぜあんな二重人格のことを好きになってしまったのか分からない。
モブ
だが、それも今日で終わりだ。
モブ
なぜなら今日、東雲彰人を屋上に呼び出した。
モブ
私は明日、冬弥くんと付き合うことになる。
モブ
「ごめんね、急に呼び出しちゃって」
彰人
「いえ、私も時間があったので大丈夫ですよ」
彰人
「それで、さっきの質問をした理由を聞いてもいいですか?」
モブ
「理由って、そんなの質問そのままだよ。」
モブ
「なんで東雲さんは、私の冬弥くんと付き合ってるの?」
彰人
新たに出てきたこの質問で、オレはこの女がやばいやつだと理解できた。
モブ
「ねぇ、早く答えてよ!」
彰人
目の間の女はそう言いながらオレをフェンスに打ち付けるように押した。
彰人
「いっ…てぇな!」
彰人
「さっきから好き勝手言いやがってよぉ!」
彰人
「お前なんなんだよ!殴られてえのか?!」
モブ
「ふふ…やっと本性を表したわね!」
モブ
「実はこの会話、少し前から録音してるの!」
彰人
「は…?」
モブ
「大体私があなたを打ち付けた後ぐらいかしら」
モブ
「私が編集すればあなたが私に暴行している音声が、クラスのみんなに聞かれるわよ!」
彰人
「ッ…」
彰人
「…何すればいいんだよ」
モブ
「そうね、冬弥くんと別れてもらえるかしら?」
彰人
「…それだけか?」
モブ
「ええ、それだけよ。」
モブ
「じゃあね」
彰人
なぁ冬弥
冬弥
どうした?
彰人
明日、放課後いつもの公園で合わねぇ?
冬弥
ああ、良いぞ
彰人
ん、さんきゅ
冬弥
「済まない、遅くなった!」
彰人
「いや、オレもさっき来たとこだから大丈夫だ」
冬弥
「ならいいんだが…」
冬弥
「それで、何か用があるのか?」
彰人
「ああ、そうだったな」
彰人
「なぁ、冬弥」
冬弥
「なんだ?」
彰人
「オレたち、別れねぇか?」
冬弥
「は…?」
冬弥
「ち、ちょっとまってくれ」
冬弥
「まず、理由を聞いていいか?」
彰人
「んなもん、別れたくなったからでいいだろ」
冬弥
「いいわけ無いだろう!」
彰人
「とにかく、明日から恋人じゃなくて相棒な」
彰人
「それじゃ」
冬弥
「待ってくれ!」
冬弥
俺が手を伸ばしても、彰人はもう近くにいなかった…