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#闇バイト
るしゅ
647
31
恵
68
*椥守蕊月*
505
神座より北に行ったところにある親不知と子不知。
読んで字の如くだが、おやしらず、こしらずと読み、隣接している地域である。
当然ながら縁達の管轄外であり、だからこそ、その名前を聞くのも初めてなのであろう。
当然、まだマスコミにも非公開ということか。
倉科
倉科
尾崎
倉科
倉科はそう言いながら、手帳を取り出す。
倉科
倉科
美華
美華
先生が鞄の中から、クリアファイルに入った資料らしきものを取り出して、縁のほうに差し出してくれた。
それを受け取ると、尾崎とシェアする。
縁
資料には何枚かの写真が載っていた。
ぱっくりと脳天が真っ二つに割られた女性らしき遺体。
そして、両手の薬指が欠損している写真。
辛うじて割られずに済んだ顔の中心には、マーカーのようで引いたのか、黒い線が引かれていた。
倉科
倉科
倉科
確かに胃の奥から胃液が込み上げてはくるが、しかし縁は首を横に振る。
尾崎
尾崎は明らかに強がっているのか、顔色が悪い。
麻田
麻田に促された倉科は、メモ帳をめくると続ける。
倉科
倉科
倉科
麻田
麻田
縁
麻田
麻田
まるでリレーであるのかのごとく、麻田から自然に美華へと話し手が変わる。
美華
美華
美華
美華
美華
美華
尾崎
麻田
麻田
麻田
美華
美華
一般的に売られている薬の成分でもあるけど、多量に摂取することで高揚感、多幸感をもたらす。多分、これを摂取させて麻酔の代わりにしたんじゃないかしらね?
倉科が無理矢理にでも食事をとっておけと言っていた意味が分かった。
今回の事件、思っていたよりもヘヴィーな内容だ。
尾崎
美華
美華
美華
あまりの凄惨さに、一同の言葉が詰まる。
そこを見計らったのか、麻田がポケットから何かを取り出した。
麻田
麻田
倉科
倉科
倉科
縁
倉科
倉科
察するに、麻田は本来持ち出してはならない何かのコピーを持って来たのであろう。
ハンテンは一般的に非公開の存在であるがゆえに、存在そのものを知っている人間も少ないし、得体の知れない役回りと認識されていたりする。
本当は声を大にして、あの坂田仁に協力を仰いで事件解決に貢献している――と言ってやりたいのだが、それは無理は話だ。
倉科
倉科
尾崎
倉科
これまた、コピーされた用紙を縁と尾崎でシェアする。
【人肉炒飯】
【白米……適量】 【ねぎ……適量】 【生卵……1個】 【豆板醤……小匙1】 【人肉……2本】 【塩胡椒……小匙2】
中央揃えで羅列しているのは、おそらくは材料であろう。
倉科
尾崎
尾崎
尾崎
倉科
麻田
麻田
美華
倉科
縁
麻田
麻田
尾崎
自然と尾崎の視線はひとつ離れた席の美華へと向けられていた。
美華
尾崎
倉科
倉科
倉科の言葉に縁は背筋に冷たいものを感じた。
こんな残酷で狂った事件が、すでに連続性を伴って発生しているということか。
しかし、実はこの時点で、もっと背筋の凍るような体験を、縁はしていたのである。
それが判明するのは、この事件が解決を迎えた時のことであるが。