杉下 京太郎
杉下がそう言ってから、 数日が経った。
杉下 京太郎
水やり、オレやります
オレに全部委ねることをやめる。
そう決めたものの、 杉下は毎朝、こうしてオレの 野菜の手入れを手伝っている。
このままで、いいのだろうか。
オレは、杉下の成長の 足枷になっているのでは ないだろうか。
梅宮 一
ここ最近、そんなことばかり 考えている。
杉下 京太郎
杉下 京太郎
梅宮 一
杉下 京太郎
考えごとですか?
杉下 京太郎
ありますか?
杉下はいいやつだ。
だから、前に進んでいってほしい。
梅宮 一
考えごとしてたけど、
オレの問題だからな
杉下 京太郎
オレのことで、 余所見させたくない。
梅宮 一
こんな毎朝律儀に
オレの野菜の手入れ
手伝おうとしなくても
いいんだぞ〜?
梅宮 一
楽しいこと見つけると
いいと思うぞ〜!
クラスのやつらと
話したり…
だからオレも、
杉下に甘えていてはいけない。
杉下 京太郎
梅宮 一
杉下 京太郎
杉下 京太郎
面倒くさがらずに…
自分で考えて…動きたい
杉下 京太郎
杉下 京太郎
卒業。
その言葉にガツンと 頭を打たれた。
そうか、オレも…
オレも、考えていなかったのか。
杉下 京太郎
言いましたね……
すみません、うまく、
言えないんですけど…
ずっと、杉下はそばにいると 思っていた。
オレも、杉下の存在に 甘えていたんだ。
梅宮 一
要はアレだろ?
オレに全部委ねるの、
お前はやめたいと
思ってんだろ?
だったら、ここに
留まる必要は一一一
杉下 京太郎
梅宮 一
杉下 京太郎
考えて、その結果…
杉下 京太郎
手伝いたい、って
考えていたら…
杉下 京太郎
前へ進めていないって
ことになる……ので、
しょうか…?
あぁ。
杉下は、そこまで しっかりと考えていたのか。
梅宮 一
それならオレも、考えるべきだ。
梅宮 一
杉下 京太郎
梅宮 一
卒業までの間と、 その先のこと。
この街のため、皆のため、
杉下のために。
梅宮 一
それはきっと難しい。 答えなんかないだろう。
杉下 京太郎
何かしましたっけ…?
梅宮 一
オレが考えた結果、
お前に感謝したいと
思ったの!
梅宮 一
ひとつ分かったから
それでも進もう。
杉下が手伝ってきてくれた道の その先へ。
杉下 京太郎
杉下 京太郎
何よりです…
梅宮 一
杉下が、そばにいなくても。
梅宮 一
野菜、今日も元気だ!
お前のおかげだよ!
杉下 京太郎
ございます…!
梅宮 一
梅宮 一
杉下 京太郎
梅宮 一
お前が手伝いたいと
思ったなら…
梅宮 一
収穫手伝ってくれよ!
杉下 京太郎
杉下 京太郎
杉下も、頑張って進んでいるから!
梅宮 一






