今回はラブ子視点です!
駅前の商店街に寄るのは本当は少し苦手。知らない人が多い場所は緊張してしまう。
けどその日は、イヤホンでstartを聴いていて、心が少し軽かった。
曲が終わりそうな時--
野原ひろし
振り返るとスーツ姿の男の人。 そしてびっくりして、私はなぜか謝ってしまった。
ラブ子
でもその人は慌てたように、 いやいや!俺は怪しくねぇぞ! と胸を張って言ってきた。
その姿がちょっとおもしろくて、思わず笑ってしまった。
野原ひろし
その勢いに圧倒されながらも、私は自分の名前と、Mrs. GREEN APPLEの涼ちゃん推しであることを話した。
ひろしさんは嬉しそうに聞いてくれて、気づけばベンチで音楽の話をしていた。
人見知りの私が、初対面の人とこんなに話せるなんて。
ひろしさんの話し方は、どこか安心できた。
それから私は、ひろしさんに会えるかもしれないから、商店街に寄るようになった。
そして今日。
イヤホンでロマンチシズムを聴いていると、影がそっと近づいてきた。
野原ひろし
その声を聞いた瞬間、胸があたたかくなる。
ラブ子
本当はずっと待ってたのに。
野原ひろし
ラブ子
野原ひろし
ひろしさんは咳払いをして誤魔化した。
でも、その言いかけた言葉だけで胸がドキッとする。
ラブ子
そう思いながら私は勇気を出して言った。
ラブ子
ひろしさんは迷いなく笑った。
野原ひろし
その笑顔が、今日いちばん嬉しかった。
--明日が楽しみだと思えること。それだけで十分幸せだった。
コメント
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のがちゃんツボ🏺WWWW
良いねって何回押した?
いいね20回ぐらい押した