俺は超能力者のつばさ。カモメ学園の高校1年生だ。
翼沙
(学校めんどくさい…)
道をとぼとぼ歩きながら学校へ向かう。
俺が横を通ると、みんなが振り返る。 どうやら俺の顔は上の下ってとこらしい
寧々
(かっこいい…誰だろう)
翼沙
(あの人、ずっとこっちみてくるな…)
翼沙
(心の中を覗いてみよう。)
寧々
(きゃ!目が合っちゃった!)
翼沙
(…あれ、見れない)
翼沙
ねえ、君。
寧々
は、はい!?
翼沙
なんか魔法とか使ってる?
翼沙
(そんなものを使わない限り
見えないことは無いはず…。)
見えないことは無いはず…。)
寧々
魔法…?いえ、普通の人ですけど…
翼沙
そっか。
翼沙
俺は、高一の楽堂 翼沙 。君は?
寧々
私は、高一の八尋 寧々…です。
翼沙
邪魔したね。
寧々
いえ、全然。
放課後…
翼沙
あの、寧々さん
寧々
ん、翼沙くん!なぁに?
翼沙
このあと、少しお話できる?
寧々
あぁー、ごめんね。そうじしないといけないから…
翼沙
俺も手伝うよ
寧々
え、だっ、だめだよ!
翼沙
そう…
翼沙
役に立ったら…と思ったんだけど。
寧々
(あー、もう!可愛い!)
寧々
いいよ。でも、覚悟してね?
翼沙
はい!
寧々
(光くんみたい)
翼沙
ここ…ですか。
寧々
女子トイレ…です。
翼沙
言ったからにはやらないと!
光
せんぱーい!!
寧々
光くん!
光
あれ、翼沙先輩?
寧々
知ってるの?光くん。
光
中等部でカッコイイって噂になってるので。
翼沙
楽堂 翼沙です。よろしくね、光。
光
源 光です!兄ちゃんが生徒会長で
お世話になってます!
お世話になってます!
花子くん
なになにー?なんでさわいでる…の?
翼沙
え、幽霊!?
花子くん
一応、怪異…です。
翼沙
そう…ですか…
かくかくしかじかで…
翼沙
わ、かりました。
翼沙
状況は、だいたい把握出来ました。
花子くん
じゃ、改めて。
寧々
うん!
花子くん
俺は、学園七不思議が七番目。
花子くん
トイレの花子さん。
花子くん
初めまして。
翼沙
俺は、高等部一年 楽堂 翼沙 です。
翼沙
先祖代々超能力者で、目が合った人の心が読めます
寧々
え、そうなの!?
翼沙
でも寧々さんのだけは見れないんです。
寧々
そうなんだ…
光
試しに俺のを覗いてみてください!
翼沙
うん、いいよ。
光
……
翼沙
今光は、好きな人がいるね。
光
!!
翼沙
名前は……
翼沙