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市川慶一郎
目が覚めると、病室のような部屋のベッドに寝ていた。
市川慶一郎
起き上がろうとしたが、重力の重みで起き上がれなかった。
ぼやぼやとした視界で辺りを見渡したが、誰もいなかった。
再び、俺は眠りについた。
次に目が覚めた頃には、先程より寝心地の良いベッドに横になっていた。
市川慶一郎
辺りを見渡すと、俺の部屋だった。
視界も鮮明に見えてきた。
そこには、見慣れた身体が座っていた。
双葉小太郎
市川慶一郎
先程より軽くなった身体を起こし、小太郎らしき人物に声を掛けた。
暗くてよく見えないが、多分そうだ。
双葉小太郎
返事がない。
市川慶一郎
市川慶一郎
もう少し近づけて見てみると、小太郎はすやすやと眠りについていた。
市川慶一郎
座っているように見えたが、俺のベッドに横たわっていた。
市川慶一郎
まだくらくらする。
きっと酸欠だな。
部屋まで運んできてくれた人は誰だろう?
マネージャーとかかな。
双葉小太郎
双葉小太郎
少しすると、小太郎が目を覚ました。
眠そうな声。
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
この前風邪引いたばっかりなのに、また身体壊して、迷惑かけてばっかだ。
メンバーからもきっと迷惑がられてるだろうな…
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
双葉小太郎
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
双葉小太郎
市川慶一郎
確かに今考えたら何でだろう。
小太郎への気持ちが強くなってしまって
ついやってしまったという感じだった。
やっぱり好きだからなのかな。
もう少しだけ我慢しようと思ってたけど、やっぱり言ってしまおうか。
市川慶一郎
でも、
やっぱり言えないよ。
俺は清春みたいにはっきり気持ちを伝えることなんて出来ない。
頭では今言わないと後悔すると言っているのに、声に出すことが出来ない。
だけど…
市川慶一郎
今言わなかったら絶対後悔する。
せめて俺の気持ちだけでも伝えよう。
よし、そうしよう。
よく考えた結果、やっぱり伝えることにした。
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
双葉小太郎
暗くてよく分からないけど、小太郎は多分驚いた顔をしている。
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
いつの間にか、目から涙が出ていた。
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
変な言葉使いになったかもしれないけど、自分の言える思いは伝えた。
何故か手が震えた。
メンバーにこんなに想いを寄せることなんてないと思っていた。
なのに、こんなに一生懸命になっている自分がいることに、震えていた。
双葉小太郎
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
小太郎の事を好きと言ったことに、最初は驚いていたが、
今はいつもの小太郎に戻っている。
きっと、ハグをした日から、なんとなく予想はしていたのだろう。
双葉小太郎
双葉小太郎
市川慶一郎
微妙な空気が流れた。
やっぱ、言わない方が良かったかな。
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
双葉小太郎
市川慶一郎
後悔した俺は、プライベートドッキリをしたことにした。
双葉小太郎
双葉小太郎
双葉小太郎
市川慶一郎
良かった、安心したって…
やっぱり俺に好かれても困るよな…
小太郎は俺の事、ただのメンバーの1人としか思ってないんだもんな。
俺がプライベートドッキリと言わなかったら、きっと良くない関係になっただろう。
小太郎の安心した反応を見て…。
だから、良かったよ。
でも、小太郎の反応は今の俺には辛かった。