TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ドクン

心臓が、大きく揺らいだ

アメリア

(そうだ、みんな…気づいてないはずない)

テヘル

…そう、だよな

サミュエル

この際だからはっきり認識しておこう

アイザック

緊張した空気が、充満する

だって私たちは、きっと───

メラ

…あのーぉ

サミュエル

ん?

メラ

ちょっと、どゆことか分かんないんだけど…

サミュエル

はぁ!?

テヘル

ははっ、メラだなぁ

そして空気は、メラに持っていかれる

アメリア

ったく…だからなぁ

少しだけ空気が和らいだ

そして

アメリア

つまりは…ミュールの主というのは、ある可能性として

アメリア

私たちが未だ正体を知らない────

アメリア

viperの"隊長"なのかもしれない。

翌日

アメリア

武器だけ買い足したらすぐに情報の元を辿る

アメリア

いいな?

メラ

あいあいさー!

サミュエル

俺なんもいらないかな〜、特に困ってないしな〜

テヘル

俺らちょっとあっちの方見てくるわ、買いたいもんあるし

テヘル

行くぞアイク〜

アイザック

あーい

メラ

あ、そうだ!メラも試したいコトあるんだよね〜

アメリア

ん?そうなのか

アメリア

サミュエル、やることないならメラのこと見といてくれ

アメリア

私も買い足したいものがあるから

アメリア

終わったらすぐ行くし

サミュエル

えーもう、仕方ないなぁ

テヘル

どうよ!?

アイザック

うん、いーと思う

テヘル

もーちょいちゃんとした感想ねえのぉ?

アイザック

え?んー…似合ってる

テヘル

弱いな〜

アイザック

えっ…と……い、いい感じ

テヘル

最初と一緒じゃねえか笑

テヘル

ま、いーや♪

アイザック

…テヘルは、それつけて戦うの?

テヘル

ウン。他にも頼んでるものあるんだよ

アイザック

へえ…やけに好戦的だね

テヘル

?そりゃ俺だって男だぜ?かっけーの好きだし

アイザック

アイザックが何も言わずに歩き出すので、テヘルは小走りで後につく。

テヘル

何?

アイザック

別にそれはいいけど、ちゃんと大事にしてね、自分の体

テヘル

……何?

アイザック

シャーウのこと。どうせなんか…俺に言ってないコトあるんでしょ?

テヘル

…お前……

テヘル

ははっ、そゆの、気づくようになったんだな

アイザック

ん。

テヘル

大丈夫だよ、もうそんなこと起こさねえから

アイザック

…俺は、嬉しかったよ、それでも

テヘル

アイザック

テヘルが俺のために必死になってくれてさ

テヘル

…ほーん

テヘルがニヤニヤとアイクを見つめていると、不意にアイクが振り返る

テヘル

咄嗟に後ずさったテヘルが壁に追いやられると、アイクは少し怒ったような顔をした

アイザック

…でも

アイザック

俺はお前を守りたいんだから

アイザック

テヘルも絶対…大事にして。自分のコト

テヘル

………

テヘル

テヘル

……だから…俺はそんなに弱くないっつーのぉ…

アイザック

そーゆーんじゃないでしょ

アイザック

返事は?

テヘル

…は、はい……

テヘルは唖然としてアイザックを見守る

テヘル

(…な、なんか…なんだコイツ)

テヘル

(思ってたより…めっちゃ俺のこと好きじゃん……)

サミュエル

メラ、決めたの?

メラ

うん!もちろん、決めてあったの!

メラ

どうかな!?

サミュエル

ん〜、重そうだね

メラ

も〜、サミュエルそんなんじゃモテないよ?

サミュエル

いらないよ〜

メラは渋々、コートを戻す

メラ

じゃ、なんならいいと思うの?

サミュエル

何が?

メラ

メラが戦った人!真似したいの、あれ、すごかった!

サミュエル

や、分かんないよ順を追って説明して

メラ

えー?サミュエルなのに?

メラ

だからね、コートの下にいぃっぱい武器がついてたの!

サミュエル

サミュエル

なるほどね…メラも隠してナイフを持ってたい訳だ

メラ

そう!今までの分かりやすいのとか、良くない!

メラ

実は武器屋さんで買った予備のナイフ、ずっと部屋に保管してるんだ

メラ

隠せないから…使うときだけ持っていってる

メラ

でも服の中とか、隠せたらよくない?

サミュエル

ん〜…でもコートは重そうだよ、動きにくいし暑いし

メラ

そっか〜、じゃあどうしよ

サミュエル

サミュエルはじっとメラの全身を見つめる

メラ

なんかやだな〜、変態みたい

サミュエル

考えるのやめていい?

メラ

ごめん

そのとき後ろから、トントンと肩を叩かれた。

その主はもちろん、我らがリーダーアメリアである。

銃口の先のエンディング

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

351

コメント

4

ユーザー

100話達成おめでとう✨✨ これからも最後まで楽しく読ませて頂きます🙌 そっか……!!ヴァイパーの"隊長"……!!確かに隊長がいなきゃ組織は成り立たないもんね……うわあ、隊長って存在すっかり忘れてた……💦 とりあえず今回は武器の調達だからひとまず安心……!だけど、各々がミュールさんを助けるために各々に合った武器を探している……改めて皆仲間想いだな、って思った……!!

ユーザー

今回で100話です!自分の作品が100話を達成するのは初めてで、少々怯えております。笑 おそらく読んでくださる方々は描いた私より大変な思いをしているでしょうが…💦もうしばらくは続きますので、どうかよろしくお願いします!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚