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赤葦

赤葦家の長男、長女は16になると同時に村の守り神と番にならなければいけない

赤葦

そんな規則が、ここにはある

赤葦

そんな俺ももう16

赤葦

俺はこんな生贄みたいなことしたくないのに

赤葦

規則が俺を逃がさない

赤葦

これはそんな俺と

一途で立派な守り神の物語

おじいさん

京治や、ついに明日…

おじいさん

守り神と番になる大事な儀式がある

おじいさん

もう寝なさい

赤葦

……ねぇ、おじいさん

おじいさん

ん?

赤葦

なんで、なんで俺……みんなと離れないといけないの?

赤葦

友達とも、家族とも……おじいさんだって

赤葦

みんなと離れて暮らさなきゃなんだよ?

おじいさん

……

おじいさん

それが規則ってものだ

赤葦

おじいさんは…寂しくないの??

おじいさん

……

おじいさん

あぁ

おじいさん

これは名誉なことなんだからな。そう言うでない

赤葦

そ、なんだ

赤葦

名誉……か、

おじいさん

さ、明日は早いぞ。

おじいさん

お腹を下さぬようもう部屋に戻れ

赤葦

う、ん……

俺がここにいられるのは、もう最後なのに

ここ、俺が子供の頃から来ていた、大事なとこだし

もう少し…居たかったのに

俺はおじいさんに告げられ、部屋に戻った

赤葦

٩(´o`⸝⸝)۶:.*フワァ~

赤葦

よく寝た……

おじいさん

京治、そろそろ行くぞ

おじいさん

準備しぃ

赤葦

え、もう?

おじいさん

もうって……ちゃんと正装で、おめかししなきゃいけんのよ

おじいさん

いったろ?大事な儀式だ……って

赤葦

……

赤葦

わかった

そのまま刻刻と時は進み

無事に儀式も終わり

俺は腕を木に吊るされ、神社の前に放置された

赤葦

……

おじいさん

じゃあな、京治

おじいさん

元気でな

他の人

ばいばい

他の人

楽しくやれよ

他の人

また、会えたらいいな

赤葦

……

赤葦

うん、ばいばい

カサカサと草を掻き分け村へ戻るみんな

足音と混じってこんな声が聞こえた

他の人

あー京治かわいそー

他の人

そーだねぇ

他の人

守り神なんて居るわけないのにね

他の人

あのまま飢え死にか

赤葦

……あぁ、

やっぱり俺は……

死にに来たんだな

1時間くらいたっただろうか

再びカサカサと音がした

赤葦

ん、誰か戻ってきたのかな

赤葦

(もう腕の感覚がない。頭もぼーっとする)

グルル

赤葦

……

赤葦

!?!?

そこに居たのは大型の狼の群れだった

赤葦

あ、そっか

赤葦

ずっと…赤葦家の儀式に出した遺体がなかったのって

赤葦

食べられてたからか……

赤葦

だから、骨も残らないんだ

わおーん

赤葦

もう、これで……

赤葦

本当に終わりか

俺は死を覚悟した

なのに

逃げたい。怖い。

気がついたら涙が沢山出ていた。

止めようがなかった

赤葦

グズッ……うぅ、

赤葦

まだ…生きたい

赤葦

死にたくない…よ

グル、ワン!!

赤葦

助けて、お願い

赤葦

神様っ……!!

ボクト

いいよ、助けてあげる

赤葦

……??

「生きたい」と願う俺の前に現れたのは

大きな翼が生えた。1人?1匹の獣人だった。

天舞音

やほやほ

天舞音

皆様お疲れ様です

天舞音

最近投稿してなくてごめんなさいぃぃぃ

天舞音

これから投稿頻度落ちちゃうかもですけど、暖かい目で見守ってくれるとうれしーです!!

天舞音

これからもよろしくね!!

天舞音

じゃ、ばいちゃー

生贄と守り神の話

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コメント

27

ユーザー
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天舞音さん…天才すぎでは?✨️

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