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私はこの日…尋さんのお部屋に呼ばれ……今居るのだが…

凪桜

あ、あのぉ……これは何ぞです?

私は今…何故かベッドの上で軽く拘束されている

尋(じん)

新手の性癖みたいなもんだ

凪桜

えーっと…

こちらに来た途端…尋さんに「この服を着てベットに座れた」と言われ…部屋から出て着替えようとしたが…「ここで着替えろ」と言われ目の前で着替えさせられ…ベットに座って…拘束された!←イマココぉ(?)

凪桜

と、とりあえず…人の生着替えを見るだけ満足した変態さん早くどうにかしてくれませんか……?

尋(じん)

お前氷漬けにするぞ‪💢

凪桜

だって本当ですし…

凪桜

で、本当に何がしたいんです?私を監禁しようものなら学園から締め上げられますよ?

尋(じん)

言っただろ、新手の性癖だって

凪桜

変態に進化するのはやめてくださいよ?

尋(じん)

凪桜

あ、あのぉ……

両手を前で縛られ胸元を強調するかのようなポーズにされている

凪桜

えーっとぉ…

尋(じん)

リード持ってくるか…

凪桜

お兄さん!?!?

尋(じん)

何だ?

凪桜

いやいやいや!何しれっとクローゼットからリード出してるんです!?

尋(じん)

……そんなことはいいんだよ

凪桜

良くないです!

凪桜

わ、私に何をしようとするんです?

尋(じん)

下僕の躾…?

凪桜

えーっと……?えーっと…ん?

尋(じん)

んな事はいいんだよ、大人しくしろよ

凪桜

う"にゃ"ー!!!‪💢

尋(じん)

チッこいつッ‪💢

ドッタンバッタン中……

凪桜

ふぅ"ー‪💢ふう"ー‪💢

尋(じん)

我ながらセンスはいいな

凪桜

う"なぁ"ー!!!‪💢

暴れに暴れたが…虚しく尋さんに無理やりチョーカーを付けられそこにリードを繋げられた

尋(じん)

お前が俺の嫁になれるか心配だな笑

凪桜

時期お嫁さんを躾するような人のお嫁さんになりたくないですねぇ!‪💢

ムスッと頬を膨らまし顔を逸らすと…尋さんは満足そうな顔をしながら私の太ももに寝っ転がって来た

凪桜

むぅ"〜……💢

尋(じん)

撫でろ

凪桜

ヤーダ!(σ-`д・´)アッカンベー

尋(じん)

じゃあお前二度とここから出れると思うなよ

凪桜

…ナデナデ

尋(じん)

そうそう、お前は大人しく言うこと聞いてたらいいんだよ笑

凪桜

こんの…‪💢

ムカつきながらも頭を撫でると撫でている手を掴まれ頬を撫でさせられたり手の甲に軽くキスをされたりした

凪桜

んむぅ…

流石にこんな可愛いことをされたら許してしまう……

尋(じん)

何だ?チュッ

凪桜

いーえ

優しく頬を撫でると私のお腹に顔をぐりぐりと押し付けて来た

凪桜

??ど、どうしたんです…?

尋(じん)

…別に

凪桜

???

訳が分からず取り敢えず後頭部を撫でる

尋(じん)

…(生きてる……)

凪桜

な、何をしたいのか分かりませんけど…私の子宮に戻ろうとしたって無駄ですからね?

尋(じん)

ちょっと黙れ‪💢

凪桜

な、なんなんですか本当に…

膝枕では我慢ならなくなったのか…私を押し倒し胸に耳を当ててきた

凪桜

あ、あのぉ……

凪桜

(わ、私何してるんだろ…)

尋(じん)

…死ぬなんて事…ないよな

凪桜

へ?

尋(じん)

……いや、何にもねぇ(何言ってんだ、俺は)

凪桜

…何か心配事でもあります?

私から離れようとした尋さんを抱き締め胸に顔を押し付けさせる

凪桜

私は死にません、貴方方を置いて死ぬなんてしません

凪桜

仮に死んでしまう未来があっても今、ここでちゃんと生きてます、温もりがあります

尋(じん)

…あぁ……

凪桜

そんな悲しそうな声を出さないでくださいよ笑

トクッ…トクッ…トクッ…

尋(じん)

…時折お前が死ぬ夢を見るんだ

凪桜

??随分と悪趣味ですね笑別に電話とか掛けてくれたら良いんですよ?私こう見えて寝ててもちょっとした物音でもすぐ目が覚めるんですから

尋(じん)

目が覚めたその時にはもう「お前が死んでいる」って錯覚するんだ

凪桜

(磴さんが言ってたのはコレか…最近夜中によく飛び出しそうになるって…)

尋(じん)

だからよく…外に出ようとするんだ

凪桜

…じゃあ、少しだけお泊まりしましょうか?こちらに

尋(じん)

……あぁ、1週間あたり頼んでいいか…

凪桜

勿論ですよ、傍にずっと居ますよ

トクッ…トクッ…

尋(じん)

……あぁ…そばに居てくれ……

尋(じん)

ハッ…

目が覚めると焼け焦げた校舎…

冷や汗が出る、アイツが…アイツらが……「また…」

足が無意識に動く

アイツを求めて…動き出す、走り出す

炎の中だろうがお構い無しに進む

声が無意識に出てくる

尋(じん)

凪桜!!

探しても探しても…居ない、視界が真っ暗になる……

次にまた目が覚める

目が覚めると…足元にはズタズタに引き裂かれた凪桜、焼け焦げた凪桜…ちぎられた凪桜…首を絞められてもがき苦しんだ後の凪桜…色んな凪桜が居た

尋(じん)

な…ぎ…

笑った凪桜…怒った凪桜…俺の手を握ってる凪桜…色んな凪桜が…居ない

苦しんだ後の凪桜しか…今目の前に居ない

尋(じん)

あ"…ぁ、……

凪桜の後ろから…あいつらが出てきた

冷めた目の……奴らが…

伯玖(はく)

有り得ないっすわ…尋さん

玲音(れお)

せんぱぁい、人の彼女殺しておいてなんつー顔してんすか?笑

大我(たいが)

マジかお前、ねぇわ…

エドワード

可哀想に…全て……

お前のせいだ

尋(じん)

はぁっ……はぁっ、はぁ…、

現実…そうか、俺……あのまんま…寝たのか……

尋(じん)

凪桜ッ!!

傍を見るとそこには俺を見つめて心配そうにしている渚桜が居た

凪桜

大丈夫?汗凄いよ?拭いてあげるね

そういって俺から離れようとしたが…俺はそれを停めた

尋(じん)

いや、いい…少しそこに居てくれ……

凪桜

でも…って言っても無駄か笑

凪桜は軽く笑ってベッドの縁に座った

凪桜

また怖い夢でも見たの?おいで

宥めるような声…思わずその言葉に甘えてしまった

思わず力強く抱き締めた…二度と離さぬように…強く……

尋(じん)

悪い……暫くこうさせてくれ…

凪桜

勿論、大丈夫よ

宥めるように頭を撫でられた…

乱れた呼吸と心臓を宥めるように…ゆっくりと…

尋(じん)

…もう寝たくねぇ……

凪桜

ダメだよ?暫くは私が居るからゆっくり寝て?

尋(じん)

…もう3週間いてくれる事は可能か?

凪桜

構いませんよ、あなたの悪夢が落ち着くまで居ますよ

尋(じん)

……悪い……

凪桜

謝らないの、誰だって怖い夢を見る時はあるし…その夢に打ちひしがれて人に甘える事だってよくある事だもの

俺の体に布団を掛けゆっくりと背中を優しく叩かれる

トクッ…トクッ…トン…トン…

こいつが今…ここで、俺の傍で生きている……実感させられる

温もりも…音も…匂いも……何もかもが…コイツのものだと…こいつしか持っちゃ行かんものだと…こいつしか持てないものだと…

こいつだけの…こいつのあり方……

凪桜

ゆっくり、お休みになってね、尋

尋(じん)

あ…、ぁ……、…

こいつのガキは羨ましいな、デカくなるまで…こうやって、甘やかされて…俺らはその次…

ズリぃよ…お前のガキは

俺だけの…俺らだけの…女なのに……他のやつに…ついて行って…ガキの面倒で手一杯になって…こいつに苦労をかけていいのは…俺らだけなのに……

東京ディバンカーの短編集

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