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コメント
4件
新作ありがとうございます! プロローグから面白さが伝わるってどういうことですか...? 楽しみに待ってます!
早速新作を出してくれてありがとうございます! 楽しみにしてます!!
主。
主。
主。
主。
主。
以下、人物紹介です!!
Mz
At
Ak
Pr
Kty
Tg
オレの意識がふっと浮上すると、目に映ったのは見慣れた自宅の天井と オレの体を揺らしてオレを起こそうとしている義父の姿だった
Kty
Mz
Kty
Mz
Kty
流石にこの村の“人間”の中で一番偉い村長に逆らうわけにはいかないので、 オレはまだ布団に入っていたいと駄々をこねる自分の体にムチ打って、 ゴソゴソと布団から出た
Kty
Mz
Kty
Kty
Mz
布団から起き上がったオレの目は、部屋の片隅に置いてある仏壇を捉える
Mz
これはこの村に住む人々の家に必ず置いてあるもので、 この村を守ってくれているという神様に祈りを捧げるための仏壇だ
この村の人々はほとんどがこの神様を信仰しており、 オレの義父であるKtyとてそれは例外ではない
Kty
Kty
目を閉じてそう祈りを捧げる彼が最愛の人の名を口にしたとき、 いつもはオレを心配させまいと明るい笑顔を絶やさないその顔が少しだけ曇る
そんなKtyを見て、 オレは自分のこの村の住民としてあるまじき神への不信感を募らせた
Mz
Mz
とはいえオレだって自分の思想がこの村において 受け入れられるものではないこともわかっているので、 決して口には出さないし、態度にも出しはしない
今日も全く心の伴っていない祈りを捧げ、 神様を信じて愛する人の無事を祈る義父の目を欺く
オレをここまで育ててくれた優しくて強い大好きな父親がわりである彼を これ以上困らせることだけは、絶対にしたくなかった
Kty
Mz
前を歩いていくKtyにバレないようにオレは仏壇に向けてべっと舌を出し、 居間に向かって歩いて行った
朝食を済ませたオレがKtyと共に村長の家に行って待つこと数分、 家の奥から村長が出てきた
村長さん
Kty
Kty
Mz
村長さん
Kty
Kty
村長さん
村長さん
Mz
Kty
Kty
Kty
村長さん
村長さん
Mz
Mz
村長さん
村長さん
Kty
村長さん
村長さん
村長さん
村長さん
村長さん
Kty
村長さん
村長さん
Mz
村長さん
村長さん
Kty
村長さん
村長さん
Kty
Kty
ここで二つ返事で了承を返さずにオレの意図を確認してくれるKtyを見て、 本当にオレのことを考えてくれているんだと悟る
村長の話を聞く限り、 この村の人々なら間違いなく名誉なことであると喜ぶ話だろう
Mz
Mz
村長さん
村長さん
村長さん
村長さん
村長に逃げ道をふさがれて、 オレは神を信じていると偽っている身として了承の返事しかできなかった
Mz
村長さん
村長さん
Mz
Kty
Kty
その日の夜、オレは遠い遠い記憶を夢に見た
TgがまだKtyとオレのそばで幸せに暮らしていた、あの頃の。
オレがまだ神を信じていた、あの頃の。
Mz
幼いオレは山の中の神社まで走って遊びに行っており、 神様が祀られているという神社の奥に向かって話しかけていた
Mz
Mz
まだ今より幾分か声が高いオレは、 無邪気に笑いながら空っぽの神社の前でその日にあったことを話していく
Mz
Mz
当時のオレは、いないはずの神様に「すごいね」と言われている気がしていた
Mz
オレは覚えたばっかりの神様への礼をしっかり決めて、 目を閉じて馬鹿馬鹿しい偶像に祈りを捧げる
きいてください、かみさま。
Mz
Mz
Mz
オレたちのことを、まもってください。
オレは神様が自分のお願いを聞いてくれたような気になって、 にっこりと神社の奥に笑いかける
その時も、「わかった、叶えるね」と言われたような気がしていた
しかし、神なんていないのだからその願いが叶うはずはなく、 数日後にTgが急に行方不明になった
その時に、オレは幼いながらこんな夢のないことを考えてしまったのだ
神なんてものは、いないんだと。
昔の記憶を夢に見たオレが目覚めるとそこは村長の家で、 昨日あったことを思い出す
Mz
村長さん
Mz
村長さん
Mz
村長に案内された神社はあの頃と何も変わっておらず、 村人が丁寧に手入れをしているのかずっと変わらない美しさを保っていた
Mz
村長さん
Mz
村長が手慣れた様子でかなり複雑な動きで舞い始めた
見たことのない礼の捧げ方に少し驚いていると、 彼は笑って「うちの家系に伝わる秘伝の舞なんだよ」と教えてくれる
しばらく彼の舞を眺めていると、村長のものでもオレのものでもない声が響く
At
Mz
村長さん
村長さん
At
At
村長さん
At
At
村長さん
村長さん
At
At
村長さん
At
村長さん
At
At
At
At
村長さん
Mz
At
村長さん
At
村長さん
村長さん
At
At
At
At
Mz
村長が神と呼んだ男性がそう頼んできたので、 オレは指示されたとおりに目を閉じて手を組み、祈りを捧げる
その瞬間、体がぽうっと暖かくなって光に包まれるような心地がした
At
先ほどと同じ声が聞こえてきたのでオレが目を開けると、 目の前に広がっている光景は先ほどまでオレが立っていた神社ではなかった
Mz
At
At
村長が神と呼んだ男性の声を発する目の前の青年は、 彼が神だと言われれば一瞬だけ信じてしまいそうな崇高なオーラを放っていた
Mz
At
Mz
今まで村人に隠し通してきたオレの秘密が一瞬で当てられて、 オレは驚いて間抜けな声をあげる
At
At
Mz
Mz
At
目の前のこの男はKtyですら知らないオレの秘密を知っているわけだし、 神だと言われて納得するしかなかった
だが、彼が本当に神だというのであれば、 どうしてオレの大事な家族を守ってくれなかったんだと怒りが湧く
Mz
この先に続く言葉は言うべきものではないとわかっているのに、 良くも悪くも家族が大好きで大切だったオレは彼らを傷つけた 目の前の男が許せなかった
神だか何だか知らないが、結局オレの一番は家族なのだ
Mz
At
彼はオレの言葉を聞いてしばらく何かを考えるようにしていたが、 ふいっとそっぽを向いてこう返してきた
At
Mz
相手の勝手な気分で自分の家族がひどい目に遭っていることが 理不尽に感じて頭に血が上るが、彼は神だからそんな気まぐれが許される
彼の発言でオレの神への不信感と悪意は増すばかりだが、 ここで感情的に言い返したところで何にもならないのはわかりきっているので オレはその怒りを飲み込んで自分に与えられた役目を果たすことにした
Mz
Mz
At
Mz
Mz
Mz
At
At
Mz
At
At
Mz
Mz
At
At
Mz
At
At
Mz
At
そこまで言うと彼は屋敷の奥の方に向けて声をかける
At
Ak
Pr
まもなく部屋のふすまが開き、 おそろいの巫女服を着た二人の男性が部屋に入ってきた
Ak
二人の男性のうち身長が高い方の人が、 オレの姿を見てニコニコと元気な笑顔を浮かべた
Ak
At
Ak
Pr
Mz
Ak
Pr
At
Pr
At
Ak
At
At
Mz
Pr
そう言いながら明るい笑顔を浮かべるPrに、オレはついていった